燃料カートリッジ補給用ザクU

燃料の消費が早い06R-1Aの燃料カートリッジの携行と交換のために造られたザクUの改装機。
ベースは06Cまたは06Fで、06R-1Aのみで構成された一個小隊に配備されていた。
06R-1Aと06Fの混成小隊では僚機の06Fが交換用のカートリッジを携行していたが、06R-1Aのみの小隊では、このような補給専門の
改装機が配備されていた。

この機体はバックパックに06S用ウェポンコンテナに似た形のカートリッジ収納ケースを背負っている。ケースは内部に背部燃料
カートリッジ4個を収納、外部に4個の背部燃料カートリッジをマウントできる。
さらに腰部バズーカマウントを外して背部燃料カートリッジ2個と脚部燃料カートリッジ4個を携行できるマウントを、左右のサイド
スカートに4個の脚部燃料カートリッジを携行できるマウントを付けていた。
この状態でマシンガンも携行できたが、燃料カートリッジの重量で機動性が低下しており、戦闘機動は望むべくもなかった。
もちろん、被弾すると携行した燃料に誘爆して火だるまになるのが確定だった事は言うまでもない。

そのため、このタイプの機体は武装の携行を禁じられ(一部の機体が照明弾型のクラッカーを携行したのみ)、常に後方での待機を
命じられていたという。
不思議な事に、右肩のシールドとスパイクアーマーはそのまま装備されていた。欺瞞のつもりか、それともパイロットのプライドか。


「06R-1Aを含む、またはR-1Aのみの一個小隊につき、燃料補給用のザクが1機随伴した」という06Rの設定を形にしてみた
イメージはW号戦車改造の弾薬運搬車