ジム アタッカーカスタム
RGM-79系バリエーションであり、原型機に比べて重厚な装甲と優秀な機動性、破壊力の高い兵器を装備する対艦
攻撃カスタムであり、そのため通常の機体に比べてドッグファイト能力には劣る。一年戦争終結後、既存機を改修して
アグレッサー部隊で少数運用されたが、正式採用されることはなかった

多彩なバリエーションを持つジムシリーズではあるが、対艦装備に特化したジムは一年戦争当時には存在しなかった。
なぜなら、連邦宇宙軍の方針としては、MSに求められる能力は基本的に敵MSからの艦隊の護衛であり、対艦戦闘は
対MS能力には劣るものの火力に優れた戦艦および巡洋艦、ミサイル艇の任務だったからである。そのため基本型の
GMをはじめ高速型のライトアーマー、狙撃型のスナイパーカスタムといった各バリエーション機も対MS戦闘に特化し
た性能を備えていた。敵艦隊をローコストで漸減して艦隊勢力の劣勢を補うために作られた感のあるジオンMSとは対
照的である。
一年戦争後の演習で、敵勢力の代役を務めるアグレッサー部隊がGMでリックドムなどの運用をまねてみたが、GMは
優秀なドッグファイト能力を示す一方、装甲と機動性で劣り、敵艦隊の防空網をかいくぐって攻撃を叩き込める確率が
低いことが浮き彫りとなった
そのため、既存のGMをアップグレードして対艦攻撃能力を向上させ、ジオン機のシミュレートをする計画が持ち上がっ
た。フルアーマーガンダムなどで採用された揮発性発泡装甲を増加装甲として装備し、下半身、いわゆるBパーツを新
規で設計し、歩行能力を最低限に抑えその代わりスラスター出力を倍増させた

演習の結果、ノーマルのGMに比べて敵艦の対空砲火に対する耐久力が増し、バズーカの射程距離まで接敵できる
可能性が50%以上向上した
しかし優秀な性能を示し、簡単なアップグレードパーツで製造できながらもアタッカーカスタムは正式採用されていない。
なぜなら、GM系MSでも高出力なビームライフルが運用できるようになったため、対空砲火の射程圏外から有効打を
叩きこめる可能性がでてきたこと、装甲で対空砲火を耐えるより高機動で対空砲火にさらされる時間を減らした方が
生存確率が高いことも浮き彫りになったためである

しかしコンセプトそのものは受け継がれた。戦後ティターンズで設計された可変MSは高い機動性で敵に接敵して
高火力を目標に叩き込んで素早く離脱するものが多いが、これはGMアタッカーカスタムのコンセプトを昇華させた
ものである




ごめん、書いてて思った。GMスナイパーカスタムじゃねぇかこれorz