力道山「相手を怪我させるのはプロとして失格、明日の興行に差し支えるじゃないか」
「プロレスはファンに応えるような怒り方をしなければならない。これをショーと言えばショーになるかもしれないが、感情的動物の本能なのです。自分が自分に合ったような試合をその場面でベストを尽くしてやればそれがいわゆる見ていいものになって、立派な試合だったという結果になるわけです」
「プロレスはだから難しいです。アメリカなんかで100%ショーで行くようなレスリングだったら技ばっかりで、これは相撲の初っ切りと同じです。アクロバット的な試合になっちゃう。そうなると芝居の演出のように初めからこうやって、あーやってと決まると、試合の迫力さがない」