178の繰り返しになるけれど、ローデスっていうのは不景気になった
70年代後半のNWAの中で、全日本と並ぶドル箱だったフロリダの
絶対的エースだったんだよな
80年代後半のWWFにおけるホーガンみたいなもので、「レスリングが
できないから王者にしない」なんて言ってる方が没落したという立場だった


>前号のGスピのNWA特集はとても刺激的だった
ラリー・マティシックが著書で書いてるそうだけど、79〜81年にレイスが
ローデス、馬場、リッチに「その地区のサーキット初期に負けて最終日頃に
取り返すNWA王座のキャッチボール」を連発したことについて

「75年に世界王者の管理がバーネットに移管された時点でチャンピオンの
存在意義がガラッと変わった。

自分の管轄であるアトランタ、エディ・グラハムが牛耳っていたフロリダ、
それと馬場の全日本、この3か所がNWAの中で金を生むテリトリー
ベスト3だったので、手っ取り早いボーナスとしてキャッチボールを
実行させたに過ぎない。あれはバーネットにとってもレイスにとっても
ハッピーだった。ももちろんグラハムも馬場もハッピーだったし、
ローデスにもリッチにも箔が付いた。

ただし他のNWAメンバーは白けた思いでキャッチボールを眺めていた。
もはやNWA王座の権威、信頼度が大きくチップ(減少・削除)されたことは
事実だった。すでにNWAがカルテル組織としての機能を喪失していた
ことの証明だった。」