>>911
話は1992年のWING時代に遡ります。

試合前日本人選手の控室で徳田が

「なんか知らんけどポーゴさんが三宅の事えらい怒ってた」

ポーゴさんを怒らせるような事を一切してないからです。

それでも「気付かないとこでポーゴさんを怒らせる事しちゃったかな?」と考え少し不安になりました。

松永さんだけは真剣な表情で「何かあった?何でだろう?」と聞いてきました。

今にして思えば松永さんは徳田に過去(悪口・告げ口で)散々の目に遭ってたので、「これは又徳田の仕業か?」と直感があったのだと思います。

私は自分の試合を終え、ポーゴさんの控室に行き、いつものようにポーゴさんの着替えや凶器をテーブルに並べて仕度をしてると、どうもポーゴさんの機嫌が良くありません。

そしてポーゴさんが私に怒った口調で言いました「さっき徳田から聞いたけど、お前俺の悪口言ってるらしいな」

勿論身に覚えが無いので「いや。言ってないですよ」と言ってもポーゴさんは聞く耳を持ちません。

この頃のポーゴさんはまさに全てに置いて、徳田に洗脳されてるようでした。

「今日試合後に乱闘して暴れるからお前絶対止めにこいよ」ポーゴさんがそう言った時「変だなぁ」と思いました。

いつもそんな事言われなくても私は止めに行ってるのに、何故この日に限って「念」を押すのか?

しかし、これも「仕事」なんだと思い私は試合後暴れてるポーゴさんに止めに行きました。

するとポーゴさんは鋭い凶器で必要以上に私の額を切り刻みました。

痛みと激痛は勿論ですが、私は何故自分がこんな「理不尽」な目に遭わされなきゃいけないのか?必死に考えましたが答えが出ません。

控室で戸井さん(戸井マサル)が必死に私の手当てをしてくれました。

タオルが血で染まるたび戸井さんは走って洗面所に行き、又きれいに水で注いで持って来てくれるのですが、何度タオルをきれいに水で注いでも、タオルがあっという間に血で染まります。

まさに噴水状態で血が流れ続けました。