ブロディとハンセンは誓ったのです。

「プロモーターの言いなりにはなるまい。そして、こちらがプロモーターを顎で使ってやるようなレスラーになってやる。」と。

その後、ブロディは自身のプロレス観を磨きました。そして、あの『キングコング』ギミックをビンス・マクマホンとともに生み出したのです。
足首にファーをつけるのも、入場時にチェーンを振り回すのも、彼自身が考案したものです。
彼は押しも押されもせぬ超人気レスラーになりましたが、手を抜かなかったことがただ一つありました。

それが、『団体との契約』です。


過去の辛い経験があったからこそ、賃金交渉やブック変更等の交渉はブロディ自らが行いました。
時にはプロモーターに突っかかることもあったそうです。
新日本プロレスのプロモーターには、ブロディのその態度が尊大なものに映りました。
そのため、猪木の指示で彼をひそかに冷遇していたのです。
そのため、ブロディは徐々にやる気をなくし、あのタッグリーグボイコット事件につながったのです。




決して、有田の言うように『藤波・木村組に不満を持ったから』ではありません。
全ては新日本プロレスの責任です。

制作陣は、新日本びいきな上に無知の為救いようがありません。
上記が、語られることのなかったブロディタッグリーグボイコット事件の『真実』です。