雪妃は前入りした夜遅く、北新地の雑居ビルの入口にいた。
誰かを待ちわびるようにスマートフォンを覗き込む雪妃の後ろから
パンパンと肩を叩くと振り向いた雪妃にコートを広げ
そそり立ったイチモツを見せつける初老の男性がいた。
「これがほしかったの。」とコートに吸い込まれるように
飛びついた雪妃の手にはしっかりとそのイチモツが握られていた。