帰国後戸口は営業の第一線で鶴田ら若手営業マンと最前線で活躍して見せるがいいところは
馬場社長や大木先輩を立てる必要がありもどかしくもじれったい煮え切らぬ時期を過ごす。
米国生活を経て自己主張の強くなった戸口は待遇面の改善を求め何度か馬場社長とぶつかったが
ことごとく跳ね返され帰国前の約束も反故にされたことに立腹し渡りに船で新日商事の引き抜きの甘言
に乗り移籍してしまう。
受けの営業を基本とする全日商事と違いひたすら攻め一辺倒の営業が鉄則の新日商事で戸口はあっという間に
消費されてしまう事態となった。
新日商事に見切りをつけて以後渡米しWWFエンタプライズに入社、中堅営業マンとして5年以上務め上げた実績
は評価されていいだろう。退社後はハリウッド映画にかかわる大きい仕事をしたり同胞の裏人脈とくっついたり、
と怪しさ満点な仕事ぶりが一部好事家の琴線を刺激し続けている。まだまだ健在で
フリーとして元気に仕事をこなしているが相変わらずの憎みきれないチャームを振りまいている。