※80年代幕開け前史
70年代後半、ジュリー沢田、新御三家、山口百恵、キャンディーズらがタイトル争いしていた所に新星ピンクレディーが突如襲来、一時はタイトルをほぼ総ナメにしてしまう

78年春、トップタッグではあったもののオリコン王者には今まで一度も手が届かなかったキャンディーズが引退をかけた試合で意地を見せ、初タイトルをGETしつつそのまま引退して伝説へ
一方のピンクレディーは78年中も飛び抜けて好調でレコード大賞など多くのビッグタイトル王者にはなったものの、あまりのハードワークがたたってウエイトがどんどん落ちてしまう
また、紅白という大会を蹴って別会場の大会に出場したせいでこれ以降マッチメーカーやブッカーの怒りを買ってしまうことに
そのためピンクレディーの爆発的勢いがこの辺りで止まり再び戦国時代へ

79年は西城秀樹がベストテン満点タイトルをGETして復権するが、年後半には安定した強さの女帝・山口百恵が寿引退宣言してしまう
また失速はさせられたが一応まだ前線で戦ってたピンクレディーも米マットへ遠征し活路を求め、ファイトスタイルも激しいルチャからグランドへ変更
米マットではかつての坂本九に次ぐ大成功であちらでもビッグになったのだが国内マットでの情況は変わらず帰国したら第一試合にまわされるような屈辱を味わうことに

そして80年、たのきんや松田聖子ら次世代の主力がデビューして頭角を現しはじめたのを見届けるように、山口百恵は予定通り引退して伝説へ
少し後にポスト山口百恵として中森明菜もデビューする世代交代となった
ピンクレディーもこの年の後半に引退宣言し、次の年ひっそりと引退

こうして女子レスラーは70年代の主力から80年代の聖子明菜らへ世代交代となったが、ジュリー沢田や新御三家など男子レスラーは地味ながら安定した現役を続けるのであった

しかしキャンディーズのランとスーは別ジャンルのリングで復帰、ミーとケイもシングルで復帰してからのタッグ再結成で、40年後もまだレコード大賞のエキジビションに出場する超人となるのであった