※ある日のワールドプロレスリングの“オープニング”での
 田中信夫氏のナレーション

そして札幌決戦は、運命の対決を迎えた!
一戦一戦に引退を賭ける猪木
悲願の維新革命達成のチャンスに燃える長州
怨念の激突であった!

果たして燃える闘魂は、今まさに肉体のピークを迎えている長州を
打ち払うことができるのか!?
昭和53年初めての対決以来、猪木は一度として敗れてはいない!
その実績が輝かしい黄金時代を物語る!

だが、過ぎ行く時はヒーロー対して常に残酷である
一戦ごとにパワーとテクニックを増していく長州
徐々に力は拮抗していったのである
過去の記録に意味はない!
長州の執念が猪木を超える時が来るのか!?

いくつもの栄光を勝ち取ってきた格闘王は、
悪夢のような苦戦を強いられていた!
勝敗が全てを決める非情のリング
背後からのリキラリアットに猪木が崩れた! ※〇長州(延髄ラリアット→体固め)猪木●
引退カウントはすでに秒読みに入ったのか!?

英雄伝説崩壊の予感!
夏の札幌に非情のゴングが打ち鳴らされた!!

※あくまでも“プロレス中継のオープニング”での田中信夫氏のナレーション