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それは見立てが甘い
当たったら困るから余り書きたくないが

DGEは闘龍門時代から経営的にも新しい試みを続けていたが、その一つにT2P構想がある
端的に言えば若手中心で本体とは別の組織を構成する「1グループ2団体」の絵を描いたわけだ
しかしまぁ別組織を立ち上げても拠点を日本におけば国内のプロレス市場を取り合うだけ
結局、計画は成就せず、大失敗になる前に別動組織(T2P)は本体に吸収されてしまう

今回の分裂騒動では団体の顔と有望株が離れていくのにアングルに加えるわけでもなく、一方で決定的に決裂もしていない
これ自体が2000年当時の反省を活かした新構想という可能性は大いにある

中国は地理的にも近く、雑技や拳法など軽業に長けた土壌がありながら、経済規模に対してプロレスの浸透度は低い
将来的なグループ経営を見越した新規開拓の拠点には打ってつけ

新市場を開拓しつつ団体規模で外敵を養成するとなれば一石二鳥
プロレスで最も盛り上がる団体抗争を、一本化された経営戦略に基づき独立採算のグループ企業同士で行う
理想的だ

一点加えるなら、この10余年はメジャーもマイナーも闘龍門のプロレスを真似て体制を復権・維持してきたが、現状、この構想は真似できない
メジャーにはルチャを実践・指導できる説得力のある大ベテランがおらず、マイナーは資金的にも人材的にも厳しい
今のささやかなプロレスブームが終わる5年、10年後、日本発の黒船が満を持して来航する

かもしれない