全てのレスラーが正当に評価されて
団体に搾取される事なく、働きに見合った報酬が支払われる
これが三沢が考えていた理想で、そんな団体としてノアを立ち上げたんだろうけど
フタを開けてみれば、旗揚げ戦に参加したレスラーの大半が
実際は全日時代のギャラ以下、果てはリングに上がる価値すらない事が
浮き彫りになってしまった
全日から離脱したレスラーのほぼ全員が
全日のリングに上がっているから価値があったわけで
グッズの売り上げを始めとする収益の一部を団体に納めるのも
実は妥当な金の流れだった

ノアのロゴに鳥の絵が描いてあるけど
今見てみると、どこにもいない青い鳥を追い求めて
無謀な船出をした愚か者の象徴のようにも思える