ここから立場が逆転するのは実に痛快ですわww
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ゴタゴタ続きの新日にまるでトドメを刺すように、ノアが三くだり半を突きつけた。
「もうかかわることはない」

マット界のイニシアチブを握ったノアを仕切る仲田取締役が新日プロとの関係を
洗いざらい告白しながら、絶縁を宣言したのだ。 一時は蜜月関係にあったノアと新日に
微妙な亀裂が入ったのは昨年の5月のこと。サイモン社長就任と時を同じくする。
それ以降は昨年のノア7・18東京ドーム大会で力皇猛と棚橋弘至のGHCヘビー級戦が
行われただけだ。一年近くも関係が途絶えていた理由を仲田取締役はこう説明する。

「(新日との対抗戦には)日本テレビさんとテレビ朝日さんの間に覚書があり、
いわゆるバーターがある。日テレ側にまだ解消されていないことがあるのに
サイモン社長は就任会見で"ノアとやるつもりはない"とおっしゃった。
日テレに対してウチの立場もない」 (※のちに仲田は一転バーター契約の存在を否定)

つまり、新日側にはノアに選手を派遣しなければならない約束が残っていたにも関わらず、
サイモン社長に一方的な白紙宣言を突きつけられたのだ。 この時点でノアは新体制になった
新日プロに違和感を感じ、距離をとってきた。 今の新日プロと対抗戦を行ってもメリットは
あまりないという計算も含まれているのは言うまでもない。

「ウチは信用できる人と仕事をしていきたい。絶縁?サイモン社長に絶縁宣言をされたのは
ウチの方ですから」一方、藤波とレスナーの問題が解決しないままノアに決別を言い渡された
新日プロはまさに泣きっ面にハチ。 新日プロはまたひとつ追い詰められた。

絶縁宣言の後に来るのは"新日潰し"だ。
「今後はゼロワンMAXや天龍さんがやるというWARとか、健介オフィスさん、FEGさんとかと
やっていきたい」(仲田取締役)。 天龍源一郎や佐々木健介、大谷晋二郎やK-1の曙にボブ・サップ、
そして今夏の復帰プランが進められている高山善廣らとゆくゆくはオールスター戦を行いたい意向だ。
この豪華メンバーなら、新日不在の影響など全くない。東京ドームはおろか国立競技場でも勝負できそうだ。
もちろん夢物語ではない。