>>434
櫻井さんが会議の前に「新間さん、どういう形を考えている? 
橋さん(東スポの橋編集局長)に事前に言っておくから」と聞いてきた。だから私はこう言った。
『櫻井さん、私は一歩下がって5割欲しい。新日本が5で全日本が3、国際が2だ。
いま、一番、団体として勢いがあるのは新日本だから。
しかし、今回、馬場さんのオールスター戦に気持ちよく引き受けてくれたことに対して、誠意をみせなきゃいけない。
だから、キップの配分は4:4:2という形でどうですか』と言った。
それで売り場も新日本、全日本、国際の売り場を決めて分けようということを提案した。
そのあとで三者(新間、米沢、鈴木)が集まった。
でね、私が「キップの配分を4:4:2だと言ったら、国際の鈴木が立ち上がって猛反対。
『冗談じゃない。オールスターというからには3団体が出るんだから平等にやってほしい』と。
しかし、私は新日本の代表として言いましたよ。
『じゃあ、公平、公正というところから、いまの新日本、全日本に太刀打ちできるんですか。
観客動員や雑誌や新聞の紙面の取り扱いからしても国際は少ないじゃないかと。
どういうふうにみても4:4:2の割合でしかないじゃないですか。
私からすれば国際の割合は1でもいいが吉原社長に敬意を表して2と言っているんですよ』と話した。
結果的に私が仕切る形で4:4:2の割合となったんです」。あらためて思うけど、
私の喧嘩というのは私利私欲じゃない。すべてアントニオ猪木と新日本のための喧嘩だった。
だから意見が通ったんだと思うんだよ。