全女1団体の頃の新人は、給料は安く、虐めは酷かったが、ともあれ寮に住んで最低限の衣食住は保証されていた。
今も寮のある団体もあることはあるが、女子プロレスラーがプロレスだけで生活して行くことが難しい時代。
なので、仕事を持ちながらプロレス活動をすることは、悪いこととは思わない。

そして、沙恵の場合、細々したレスリングスキルはなくても、大きな身体を活かしたビッグブーツとレッグドロップだけ出しておけば、選手としての個性は出る。
それじゃ女子プロレスラーとして長続きしないかもしれないが、そもそも女子プロレスラーとは若いうちの短い期間にぱっと咲く花のようなもの。
長続きし続けている老害選手がたくさんいる近年の女子プロレス界の方が、むしろどうかしてると言える面もある。