>>379
シングル対戦は「あった」
ただし一般人はもとよりマニアにとってもほとんど忘れられているけどな
記憶では新日メインだった80年代初頭に一回だったかな
タッグでは全日時代含めてそれなりに対戦しているはずだが、それでもせいぜい十数回といったところか

70年代後半の新日時代から十年以上も同じリングに上がっているのだが、
その割にシンとハンセンの接点の印象が薄い理由は極めて単純
この二人、物凄く仲が良かったんだよ
高橋本の「悪役レスラーの優しい素顔」見たらよーく分かる
とにかく一緒に写真に納まっていることの多いこと
しかもランダムな並び順を明らかに超越し、意図的に、あるいは極自然に隣同士にいるのが目立つ

ハンセンのニックネームはご存じ「ブレーキの壊れたダンプカー」
これについては後年、ハンセン本人が「シンの入場に物凄い影響を受けた」と語っていた
(アメリカのTV放送で語っていた動画で五年ほど前のyoutubeで確認済み)
さらに「アンドレは別格として、新日のエースだったシンを超えたことが大きな自信となった」とも

IWGP以前のNWFを軸に見てみると、実際ハンセンはシンの後に王者になっているしな
ただしそれじゃあそれまで興行に貢献してくれたシンに申し訳ないからと、
新日はNWFの代わりにUWA抗争という新たな飴をシンに提供したわけだ
そしてシンもハンセンも互いに相手を認め合っていた
年齢やキャリアではシン>ハンセンだが、ラリアットブーム以降の人気ではハンセン>シン
だから恐らく暗黙の内に二人は対等だという概念が出来上がっていたのではないかな

全日のタッグ対戦(例えばシン・上田×ハンセン・ブロディ)見たら面白い
明らかに二人ともやり難そうに当たっているのがわかる
シンは本気でサーベル攻撃できないし、ハンセンも本気のラリアットを見舞うことができない
その辺の経緯を知らないブロディが「シンなんてどうでもいい」と言わんばかりに殺気を漂わせているが、
危険を察知したシンが逃げてハンセンがさりげなくブロディをなだめつつ、シンを立てているようにも見える

とまあ長くなってしまったが興味があったら色々と動画を見てくれ
ちなみに新日時代にシン・ハンセン組が実現しているけど、ぎこちないのに仲良しという不思議な空気だったぞw