>>313
あのシリーズ限定の面白い設定がシンに与えられていてね
前年(1975)はシンがNWF王座に3ヶ月は君臨していた
NWF曰く「シンはNWFが送り込んだ刺客だ、イノキはシンの挑戦を受けよ」
これに呼応する形でシンも「オレの挑戦を受けずにイノキは逃げ回ってばかりいる!」

もちろんこれも一種の演出だし当人はそんなこと全く思っていなかったんだけど、
そうやって煽ることでNWF戦とシン戦の商品価値が高まるだろう?
まずこれが前提な

で、ルスカ戦のあった1976年のシリーズについて
シン「イノキはNWFのタイトルをかけてオレと戦え!」は今まで通り
これに以下のような設定が追加された

NWF曰く、
「今まではタイトル戦の刺客としてシンを支持してきたがプロレス対柔道の異種格闘技戦で、
 NWF王者が出るならイノキを支持する」
つまりNWFの王者が世界一強いことを証明してくれれば誰でも良かったわけ

一方、干された格好のシンにしてみれば面白くない
「今回のシリーズはNWF戦無しだと!?ふざけるな!
 ルスカなんかに猪木戦の一番美味しいところを横取りされてたまるか!
 こうなったらノンタイトル戦でいいからイノキとやらせろ!殺してやる!」

もちろんこれも演出で誰が考えたか知らんけどよくできてるよなあ
そういう大義名分の下でシンは「全てが敵だ!」と言わんばかりに大暴れしたの
ルスカ戦終了直後の乱入は、「イノキもルスカもブッ殺してやる!」とでも言ってたんじゃないかな?
どう考えてもルスカと共闘して猪木を痛めつける空気じゃなかったし