中村頼永「初日に佐山さんにグラウンドやるぞ。どこからでも攻めてこい」と言われて
後ろから胴締めして首を羽交い締めにしてウリャーっ!ってドスを効かせて吠えた。
そうしたら、佐山先生は「おぉ?うりゃあだとぉ???」って低く呟かれて。
足を取られてポーンとひっくり返されて馬乗り、肘をボクの顔に何度も叩きつけて「殺すぞぉーっ!!」
肘も痛いがコンクリートに何度も叩きつけられるから肘と地面の間で何度も頭部がバウンドして脳震盪を起こした。
ボコボコに殴られたあとに、逆片エビで背骨を折られそうになって、その後もいろんな関節技をコンビネーションで極められて
ラッパをかけられた。で、クロック・ヘッドシザースを極めながら『首の骨、折るぞぉーっ!!!』って叫んで。
こっちは失神寸前でただやられるだけ。佐山先生はずっと「殺すぞーっ!!!首の骨折るぞーっ!!!」と叫んでて、
ボクはずっと「うう」と呻き声を出してるだけ。で、「ち、畜生ーっ!」って声にならない気合いを発すると、
佐山さんが『畜生だとぉ!? 殺すぞーっ!!』って。ボッコンボッコンにやられながら「ああ、これがプロか…」と。
北原は僕がやられる姿をずっと見ていて、もう福岡に帰ってダンプの運ちゃんをやろうと思った。
で、スーパータイガージムの専務は「いつものことだ」と見てる。