>>456
ほんとに強いならなんで同じ階級じゃなくて階級下の選手とやるんだよw


ブアカーオのときもそうであったが、観る側がもう少し体重のことについて理解しておく必要があると思う。
ワンチャローン本人は体重に関する言い訳じみたことを一切言ったり書いたりしていなかったが、
ムエタイファンの僕としてはどうしても気になってしまう。

(2016年10月〜11月頃の本人の弁によると)ワンチャローンの通常体重は最大でも56キロであり、
試合は114ポンド(51.7キロ)でも可能だが、その契約体重ではなかなか相手が見つからないため、
バンタム級(118ポンド=53.5キロ)前後で試合を行っているという。
実際彼はルンピニースタジアムのスーパーフライ級(115ポンド=52.1キロ)の王者なのである。

しかも、これはあくまで当日計量の場合の話である。従い、日本のような前日計量であれば、
おそらく彼にとってのベストな契約体重は50〜51キロくらいなのではないかと思う。
なぜなら、周知の通り、前日計量の場合は、体力を回復する時間が十分にあるからである。

それでは一方の那須川選手の方はどうであったのだろうか。
これについて僕は詳しい情報を持っていないが、毎回55キロ契約で試合をやっていることを考えると普段60キロ程度はあるのではないだろうか。
(ちなみに、K1の55キロ級王者であった武尊選手は、何と当時から通常体重が64キロもあったのだとか…)

つまり、今回の55キロ契約というのは明らかに那須川選手に有利な体重設定であり、
ワンチャローンにとっては余りにも重すぎたということである。
あくまで推定でしかないが、おそらく、この日リングにステップインした時点での両者には少なくとも2〜3キロの体重差はあったのではないかと思う。
これは、計量後、ワンチャローンが通常体重の56キロまで戻し、那須川選手が(十分に体のキレを維持できる範囲内であると思われる)58キロ〜59キロまで戻していたと仮定しての話である。