試合終了後の乱闘と言うのは観客に気持ちよく帰ってもらうためのサービスで、
ボーナスタイムですが観客としては儲けた、という感じで、ずっと見ていたいのですが
猪木や相手方外人が暴れてるのを、止めて控室に帰らせるのが坂口の仕事だった
世代が変わって、前田が暴れて、相手が受けてくれるのをいいことにマードックとか
必要以上に痛めつけて、マードックは会社にクレームを入れたそうだが、やりすぎだぞと
坂口が止めてしまって、猪木や前田や、外人組も、なぜか坂口の言うことはよく聞いて
坂口が、もう止めて帰ろうぜ、と言うとおとなしく引き下がって、興行が終了したのだった
猪木も前田も外人も、坂口が止めてくれなかったら仕事が終わらなくて大変だったのだが
観客としては、また坂口が止めやがったいいところだったのに、と不満を募らせたのですね
このようにして、坂口は損な役をあえて勤めて、会社のために貢献したのだった
ところで、猪木の後は前田が暴れて坂口が止めた、これは前田を猪木の後継者にしよう
そうしたいと、坂口も考えていたのですね