安倍政権「五輪がなくなれば、政権はこの先の目標が何もなくなる」
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五輪成否、首相の命運握る コロナ禍で中止なら大打撃―解散戦略も左右
https://www.jiji.com/jc/article?k=2020072300420&;g=pol
 新型コロナウイルスの影響で来夏に延期された東京五輪・パラリンピック。その成否は安倍晋三首相の命運を握る。
政府は、大会を簡素化するなど懸命に開催を目指すが、当初期待した経済効果は望み薄。
新型コロナの感染が再拡大するリスクも伴い、中止に追い込まれれば打撃は計り知れない。
自民党総裁としての任期満了が来年9月に迫る中、首相がレガシー(政治的遺産)と期待した「祭典」は、衆院解散・総選挙の戦略をも左右する。

◇オプション提示
 「もう一度、世界の中で日本が上昇していく、伸びていくという、モメンタム(勢い)をつくりたい」。首相は6月20日のインターネット番組で、
 高度経済成長の象徴となった前回1964年の東京五輪を引き合いに、今回の五輪を成功に導く決意を強調した。
 だが、新型コロナの感染は収束が見通せず、政権内には危機感が漂う。3月に1年延期を決めた際、「完全な形」での開催を公言した首相が、簡素化する方針に転じたのも、中止を是が非でも回避するためだ。
 簡素化を主導したのは2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長(元首相)。
森氏は6月中旬、政府関係者に電話で「このままだと中止に追い込まれる可能性がある。(国際オリンピック委員会に)足元を見られるから、いろいろオプションを先んじて提示しておく」と説明した。
◇「無観客でも」
 新型コロナの影響で外国人観光客らの需要は激減。五輪の経済波及効果が想定よりも減るのは避けられない。
 それでも、首相に近い自民党幹部は「無観客でも絶対にやるべきだ。インバウンド(訪日外国人)激減はしょうがない」と語る。五輪担当相経験者も「覚悟の問題だ」と同調した。
 政権幹部は「コロナを完全に抑え込んで開催するのは無理だ。『ウィズコロナ』の五輪運営を目指す」と強調。
 開会式をめぐり「大勢で入場行進するのではなく、(各国・地域の)代表者1人に絞ることも考えられる」との奇策も披露した。
 その一方で、外国選手団らの入国による感染拡大の懸念も消えない。想定外の「コロナ五輪」に、政府関係者は「もう経済の起爆剤にならない。感染対策の負担ばかりだ」とため息をつく。
 しかし、政権は「中止ならレームダック(死に体)になる」(自民党幹部)ことを警戒し、「開催ありき」の姿勢を堅持する。