【Q】「築100年の古家に85歳の姉と住んでいます。主人も子どももない不運な2人。
貯金もなく、葬式代も永代供養代もありません。老い先短いこれからを生き抜く
知恵を教えてください」(無い無いずくしさん・81・無職・兵庫県)

【A】蛭子能収
「オレは今、73か74歳ですけど(マネージャー「72歳です!」)、あれ、そうだっけ? 忘れてしまいました。でも80歳を過ぎるまで生きられるなんて、それだけですごいと
思いますよ。生きていると、病気をしたり、疲れたり、こうやって年齢を間違えて変な
目で見られたりと大変ですが、やっぱり生きていることが大事だと思いますよ。
葬式も永代供養なども必要ありませんよ。

そもそも死んだあとのことは考えなくてもいいですよ。とにかく生きていることが
すごいですよ。それだけで十分だと思っていればいいと思いますけどね。

オレは兄貴も80歳くらいですが、ちょっと前まで数百円を持った兄貴と大村競艇場で
よく会っていました。オレが高校生のとき、兄貴が競輪で勝った100万円を
『これで家ば建て替えろ』と母親にたたきつけたことがあります。100万円で
建てられた家っていうのが笑っちゃうけど、その家は、橋ができるということで、
立ち退き料が出て800万円に!ギャンブラーとして尊敬しています。」
(「女性自身」2020年9月8日掲載)