「鉈(なた)とナイフを持って、見事に殺しきりました」。走行中の東海道新幹線で昨年6月に男女3人を殺傷したとして
殺人や殺人未遂の罪に問われた小島一朗被告(23)は、横浜地裁小田原支部で28日に開かれた初公判で、
裁判長から起訴内容の認否を問われ、こう話した。

午前10時半から始まる予定だった公判は20分ほど遅れた。「失礼します」。小島被告はゆっくりとした足取りで入廷した。
髪は短く刈り込まれ、眼鏡に上下灰色のスエット姿。傍聴席や裁判員席を見回し、席についた。

検察官が起訴状を読み上げ、裁判長から「違うところはありますか」と問われると、けがを負わせた女性2人について、
小島被告は「殺そうとして、残念にも殺しそこなった」と言い放った。さらに、殺害した男性については「見事に殺し切りました」と語った。

その後の冒頭陳述では、検察側が「刑務所に入るために新幹線で無差別殺人をしようと計画した。
一方的で残忍だ」などと指摘したが、小島被告は表情を変えることはなかった。

宅間タイプだね。潔いというか。一人じゃ死刑にはならないよね。