「女性記者お断り」セクハラ防ぐには女性排除を、という暴論は“新たな差別”を生むだけだ

メディア女性の働き方が揺れている。テレビ朝日の女性社員が財務省の福田淳一
事務次官からセクハラを受けていたとされる問題を受けて、「セクハラされたく
なければ男性と2人で会わなければいい」「もう会わない」という声が上がって
いるのだ。“女性活躍”から排除へ、時代の針は逆戻りするのか。(略)

韓国では#MeToo運動の高まりにより、妻以外の女性と一緒に食事をしないと
報じられているペンス米副大統領の名をとった「ペンス・ルール」という言葉が
広がっている。男女の出張や食事に過度な警戒をする企業も出てきており、
ガラスの天井がより強固なものになると危惧されているという。日本も後を
追う形になるのだろうか。
https://www.businessinsider.jp/post-166129


【関連ニュース】
ペンス副大統領、妻以外の女性と食事しないと話題に

 妻以外の女性とは一緒に食事しないのがルール−−。今月18日に初めて訪日
するマイク・ペンス米副大統領(57)に関する米紙ワシントン・ポストの記事が
話題になっている。
 同紙によると、敬虔(けいけん)なクリスチャンのペンス氏は、カレン夫人
(60)以外の女性とは2人だけで食事をしないと決めている。夫人と一緒で
なければ、アルコールが出る行事にも出席しないのだという。
 ペンス氏は、2001年から6期12年にわたって下院議員を務め、13年から
副大統領に就任するまではインディアナ州知事だった。人工妊娠中絶や同性婚に
強く反対する保守的な姿勢で知られる。
 下院議員時代のインタビューでは、女性との関係がうわさにならないように、
夜まで一緒に働くスタッフは男性に限っていたと明らかにしている。(略)
https://mainichi.jp/articles/20170415/k00/00e/030/207000c