刀剣○舞とかFG○みたいなゲームの世界で、低レアキャラになって優しくされる妄想をしてる。

顔立ちも服もぱっとしないキャラクター「喪子」は、ガチャ、ドロップこそないものの、最初のほうのステージを周回すれば何体でも手に入る。
ステータスは、攻撃と移動速度・距離とHPその他もろもろがゴミ。
防御だけはちょっとましだが、レベルを上げていても中級レアリティにあっさり抜かれるくらい。
スキルは自分および背後に有効なシールド(弱い)と、敵の攻撃を自分に引き寄せる能力。
ざっくり言えば初心者救済用の捨石で、主な仕事は高レアリティのキャラを死なせないようにすること。
ボスの様子見やターン数操作のために、一枠空いたら入れておいてもいい。
暇なときにストックしておくと楽……などと攻略サイトには書かれている。

ところが『私』を手に入れたプレイヤーは、ステージ周回をせずシナリオを進めていく。
指示の上手さから見るに、身代わりの捨石キャラだと知っているはずなのに。
HPの低い『私』が死なないようにアイテムを使ったり撤退したりしてくれる。
スタミナ回復が遅い『私』を、回復を待ってパーティに使ってくれる。
敵の攻撃をたくさん受けても死ななかったときは、思いきり褒めてくれた。
プレイヤーの優しさを写しとったように、他のドロップキャラクターも優しい。
『私』よりずっと手に入りにくいのに、攻撃を引き寄せてしまう『私』の前に立ってかばってくれる。
HPの残りを気にして回復スキルをかけてくれる。
あと一撃で倒せる敵を譲ってくれる。
撤退のときは手を引いたり担いだりして回収してくれる。
「どうせすぐ死ぬ」と卑屈になっていた『私』は、次第にほだされ、役に立ちたいと思うようになった。
低いステータスを一生懸命に上げて、素材集めやモンスター討伐に、今日も奔走する。
誰かのダメージの身代わりとして。
最近新シナリオが実装されて、ゴミみたいなステータスの理由が明らかになったところ。

カルデアや本丸の妄想がうらやましかったんだ。
刀剣○舞もFG○もやったことないけどw
いろんなゲームから自分にとって美味しいところを寄せ集めてる。
自分でもわけわからん。