一行ずつ感動的な競馬小説を書き上げるスレ part6
一万円札の横には小林製薬の紅麹サプリが置いてあり、「一平さん…こんな時でもオレの体に気を使って…」一気に20粒を服用した大谷は 読んで感動した栗山監督がWBC戦士たちにカンパを要請し、「翔平、みんなで力を合わせてドバイのアブラー殿下を倒そうぜ!」 大谷「憧れるのをやめましょう。ドバイのアブラー殿下がいて、カタールのオイルー殿下がいて、サウジのギトギト殿下がいる。でも僕らは勝つためにここに来たんで。落札しましょう。さあ行こう!」 翌日の延長戦を前に、大谷が社台スタリオンステーションを訪問すると 三輪「大変だ!イクイノックスが連れ去られた!」 大谷「えっ?」 徳武「ん?電話が…もしもし?」 ???「いいか、黙って聞け。イクイノックスを返して欲しければ新千歳空港の滑走路に1000億円の身代金を置け。通報したら馬を射殺するぞ!」 徳武「おいおい、エイプリルフールはとっくに過ぎたぞ。今時シャガーネタかよw」 そのままイクイノックスは行方不明となり、翌日、後継種牡馬として世界中からさらなる注目を浴びることとなったフェスティバル25のセリが再開されたのであった 「それでは500億円、ございませんか!?」険しい表情でフェスティバルの25を見つめる北島三郎のもとへ、福永祐一調教師がやってきて こう囁いた「あの馬には競走馬として致命的な欠点があるのです…」 北島「ほう」 福永「重度の旋回癖です。今も母馬のまわりをグルグルまわっていますが、おそらく成長しても馬房・トレセン・競馬場、どこでも回転して止まらない馬になってしまうでしょう」 「しかもベリーロールどころかバク宙までするのです」 北島「そんなんじゃ競走馬に…」 福永「僕に任せてください。世界中に一人だけ、そんな馬とも会話ができる優しい騎手がいるんです。藤岡康太といいます」 北島「よし、わかった、キミに任せよう。しかしドバイのアブラー殿下をどうにかしないと落札できないんじゃないか?」 吉田俊介「ここは色仕掛けでいきましょう。セレクトセールには金目当ての競馬女子が集まっています。誰かをスッポンポンにして抱きつかせれば、馬どころではなくなるはずです」 アブラー殿下「おい、そこの大学生みたいなお兄ちゃん、キミはダービーを勝ったことがあるかね?」 康太「はい!ギャロップレーサーで何十回も勝ったことがあります!」 アブラー殿下「オッホン、では、世界中のダービーを勝ってみたくはないかね?」 康太「いえ、クイズダービーではらたいらに3000点をブチ込みたいです!」 その時、自宅に空き巣が入り、腕時計などと共に、大切にしていた油田までも盗まれたという一報を受け、激怒したアブラー殿下は 10機以上のオスプレイに油田を吊り下げ、ドバイから逃亡する黒の組織のジンを発見したゴルゴ松本は ハゲ頭にタケコプターをつけて追いかけ、上空で拡声器を使って「命!」と連呼したところ 炎のファイター ~INOKI BOM-BA-YE~が流れ始め ゴルゴの気迫と演出に圧倒されたジンは手元が狂って油田を落下させてしまい 「いいわけないだろ!(総統閣下風に)」と激昂したアブラー殿下はセリどころではなくなり、ドバイへ緊急帰国したのであった 勝己がボソッと「絶好のカモだったのに逃げられたか…」 こうしてアブラー殿下の入札は取り消されたが、次の瞬間、セリ会場に緊張が走った。ついに伝説の大オーナー、金子真人が動き始めたのである 購買者の面々を見渡したあと、急ぎ足でセリ会場を抜け出し、トイレに駆け込んだ金子は 「テスト文字列に”うんこ”と入れるな」と通達を出し 動揺した購買者たちに追い打ちをかけるように、セリ会場に仕掛けたウンコの臭いの芳香剤を一斉に開封すると 「てめぇら、さっさと落札しやがれ!」と日本語で怒鳴った…ような気がしたのは一瞬だけで、会場はパニックに陥り 入札者の大谷翔平も孫悟空も鼻をつまんで逃げ出す中、T.M.Revolution西川貴教が 100億円を入札している北島三郎に「あんた本気で落札する気があるのか〜いショ〜シュ〜リキ〜ィ!♪」 金子の仕掛けたウンコ臭を大きな鼻の穴で胸いっぱいに吸い込んだ北島は トイレから戻ってきた金子にドブの臭いの鼻息を直撃させ たかに見えたが、それはT.M.Revolution西川貴教だったため セリ会場は清らかな空気に包まれ、北島三郎vs金子真人、フェスティバルの25をめぐる最終決戦の火蓋が切られたのだった 北島三郎の隣では福永祐一が、金子真人の隣では友道康夫が視線を光らせる中、リザーブ価格の1億円から再スタートすると たくさんのオーディエンスも見つめる中、前触れもなく会場にカラオケの伴奏が流れて、福永からマイクを渡された北島が YOASOBIのアイドルを北島節で歌い出したことで 思いがけず涙がこぼれるほどに心を奪われてしまった金子は 「誰かを好きになることなんて私分からなくてさ…あの馬は北島さんにお譲りします」などと言い出したので、あわてて友道調教師が 「落札したら私に任せてもらえませんか?」と申し入れ 歌声に感激し、大地を叩いて号泣する北朝鮮国民のようになっている金子を見て、ニヤリと笑った北島は 「オ〜オ〜さあ輪になって踊ろ♪」会場にV6の歌声が流れると、全員がダンシングし、どこからともなくキタジマコールが沸き起こるなか、