信仰の自由

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171006-00000008-kiba-horse
10月7日より東京競馬場内のJRA競馬博物館1階ギャラリーにて秋季企画展として「前略ディープインパクト様」展が開催される。
この春、安田記念でサトノアラジンが優勝したことにより、ディープインパクト産駒のGI勝ち馬が30頭になったこと等がきっかけとなり企画された。

 これは単に記念品や経歴を振り返るだけの展示ではない。
ディープインパクトに携わった方々がディープインパクトに宛てた手紙を集めて、ディープインパクトへの想いを改めて振り返るという、ディープインパクトへの愛が溢れる催しなのだ。

「武豊騎手をはじめ、池江泰郎元調教師など全11名からの手紙と、手紙の執筆者それぞれの方々から寄せられたディープインパクトにまつわる品々等を展示させていただいております。
ディープインパクトに対して武さんは今もなお『本当に“感謝”しかありません』と感慨深い気持ちを寄せていらっしゃいました」(JRA競馬博物館 岡野館長)

 展示品は時系列で並べられており、ディープインパクトの生きざまを順を追って振り返ることができる。
金子オーナーからは日本ダービー、ジャパンカップ、天皇賞の優勝記念品、武豊騎手からは実際に菊花賞で使用したブーツとムチ、市川明彦厩務員からは三冠優勝時の馬着が寄せられている。

 珍しいのは池江泰郎氏から寄せられたジャパンカップで実際に装着した蹄鉄だ。
ディープインパクトの蹄鉄は厳密に管理されており、4つの蹄鉄がすべて並んでファンの前に登場する機会は極めて少ない。
ディープインパクトの蹄にエクイロックスと呼ばれる接着剤で装着されたが、この展示ではその接着剤もしっかり見ることが出来る。

 興味深いのは、日本国内でディープインパクトを倒した唯一の馬・ハーツクライをゴールへ導いたクリストフ・ルメール騎手からも手紙が寄せられていることだ。
かつての宿敵がどのようなメッセージをディープインパクトに送ったのだろうか?ぜひ、皆さんの目で確かめて頂きたい。

 展示は全点写真撮影OK。
開催中にファンの方々から寄せられたディープインパクトへの手紙も会場に展示予定だ。