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仁川のパドックで天皇賞以来の再会をしたシュヴァルグランの状態は、さらに上昇していました。
厩舎、外厩の皆さんが手塩にかけてシュヴァルを仕上げてくれ、チーム・シュヴァルグランの悲願が
いよいよ近づいていることをひしひしと感じたのです。

パドックでは友道康夫調教師、福永祐一騎手と


「前走の天皇賞のように4,5番手からキタサンを見る競馬をして、直線で勝負をかけよう」


と話しました。
それが好スタートを決めると坂下では先頭をうかがい、1コーナーでは戦闘に立っているではありませんか!

頭の中が真っ白になりました。

そして頭の中に「?」が数え切れないほど浮かんでは消え、消えては浮かびました。
向こう正面に差し掛かると、


昼間過ぎには上がっていた雨が心の中で降り始め、それはやがて稲光、雷鳴とともに土砂降りになっていきました。


勝負は時の運。
負けても納得できるレースもありますが、


今回はそうではありませんでした。