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スピードハンデキャッピング
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0222米俵 ◆q9I2bZy0Pc
垢版 |
2013/12/28(土) 18:45:17.57ID:hwxLaNvB
精確な指数を算定する試みに関して、市丸博司氏のタイムフィルター(特にコースフィルター)
をみてみませう。

正確ではないかもしれませんが、同氏のタイムフィルター関連の著作は次のとおりかと思われます。
1 タイムフィルター―最終進化を遂げたスピード理論の完結版 市丸 博司 (2003/4)
2 時計に騙されないタイム理論 使えばわかる!タイムフィルターNEO 市丸 博司 (2010/7)
3 「競馬予想TV! 」三冠王市丸博司のタイムの学校 (競馬道OnLine新書) 市丸博司、 競馬道OnLine編集部 (2013/11)

このうち1と3を所持しており、いずれも割と最近、古本で購入した(3は近刊ですが)
もの(3→1の購入順)です。だから1はリアルタイムで読んだものではありません。
また、2は新刊時に書店でパラパラ立ち読みしたのですが、タイムフィルターの計算方法
が未掲載ということなので、購入しなかったものです。

なお、タイムフィルターは、私がスピードハンデキャッピングの外付けで扱うべきと考えた >>41
ペース・トラックバイアス・トリップも、ペースフィルター・トラックフィルターにより
市丸式指数のうちに取り込むという接近方法をとっており、その意味では私の依って立つ
ところとは異なる接近方法ということになります。
0223米俵 ◆q9I2bZy0Pc
垢版 |
2013/12/28(土) 18:48:03.09ID:hwxLaNvB
私が市丸氏のタイムフィルターに関心をもったのは、同氏が
コースの形状によって時計の出方が大きく違うことを勘案して、コース別の「フィルター」を用意。
(ベイヤーや西田式などの)基準タイムがそのコースの「標準的なタイム」であるのに対し、
コースフィルターはそのコースの「タイムの出やすさ」を示すとしていた(例えば、前掲書
『タイムの学校』p.54,p.80)ところです。
もし、同じ距離(例えば芝千八)で、競馬場の違いにより、時計の出やすさに違いがあり、
1秒の価値が他より断然高いコースなどがあるとするならば、それはそれで優れた考察であり、
有用な資料になるのではないかと思ったからです。
そんなでタイムフィルターをみてみたところは以下のとおりですが、ただ、私の期待した
ようなものとは一寸違うもので、他のスピード指数が(コース毎)基準タイム、
(原則開催日毎)馬場指数、(距離毎・一律)距離指数を使っているところを、
コースフィルターと馬場フィルターを使うという内容と理解しました。
0224米俵 ◆q9I2bZy0Pc
垢版 |
2013/12/28(土) 18:49:45.46ID:hwxLaNvB
タイムフィルターの計算の記載がある著作は、前掲書『タイムフィルター』なので、
現在とは異なるとされているようですが、当時の仕方でみてみることにしませう。

【コースフィルター】

『タイムフィルター』では、中山芝千六のコースフィルターを−(マイナス=計算上、
指数を正の整数にするための便宜上の措置)1〔データでは−0.995(p.104)
としている〕として、ほかの馬場のコースフィルターについて、3歳未勝利戦の
平均的タイムで比較して、求めていったとあります。(pp.87-88)

例えば、全体(全コース共通)の基準タイムを、
中山芝千六3歳未勝利戦の平均タイム1.36.0=960(10分の1秒)とすると
中山芝千六コースフィルターは、全体の基準タイムを3歳未勝利戦の平均タイム1.36.0=960
で除して〔当該コース平均タイムを全体の基準タイムに置き換えて比較することができるようにするため 
例えば、平均タイムが全体の基準タイムの丁度2倍掛かるのであれば、
コースフィルターは50%=0.500となる理屈〕、
−(960÷960)=−1.000
〔もしデータにあるコースフィルターの−0.995(p.104)とすると、
中山芝千六の基準タイムは3歳未勝利戦の平均タイムと同じではなく、1.36.5〕

以下同様に、

中山芝千八コースフィルターは、3歳未勝利戦の平均タイム1.50.8=1108
で全体の基準タイムを除して
−(960÷1108)=−0.886

札幌ダ千コースフィルターは、3歳未勝利戦の平均タイム1.00.5=605
−(960÷605)=−1.587

阪神芝二千コースフィルターは、3歳未勝利戦の平均タイム2.02.9=1229
−(960÷1229)=−0.781
0225米俵 ◆q9I2bZy0Pc
垢版 |
2013/12/28(土) 18:53:39.60ID:hwxLaNvB
【馬場フィルター】

当日のレース毎に上位33%の馬の平均タイムを算出し、当該コースの平均タイムと比べて
そのレースの馬場割合(その馬場が、どのくらい競走能力を高め、又は低めるかの割合)
を求めた上、その日にその競馬場で行われたレース(スローのレースを除外して)で平均し、
求めるとしています。

例えば、中山芝千八3歳未勝利の当日の平均タイムが1.50.8=1108であれば、
中山芝千八3歳未勝利戦の平均タイム1.50.8=1108で同じであることから
馬場割合は100%(1108÷1108=1.000)となります。

当日の平均タイムが1.49.5=1095であれば、そのレースからは
馬場フィルター 1108÷1095=1.012 が求められ、
基準より1.2%時計の出やすい(競走能力を高める割合)速い馬場と認識されます。


【タイムフィルター】

話を単純にするため、仮に、その日、芝のレースがその1つ(芝千八3歳未勝利)だけだったとしましょう。
その日の走破タイムが1.50.5=1105の馬のタイムフィルターは、
他のフィルターを考慮せずに求めると
(走破タイム)1105×(コースフィルター)−0.886×(馬場フィルター)1.012+1030〔指数を正の整数化するための操作〕=39
のようになるものかと思います。


以上、西田式(基準タイム、馬場指数、距離指数)から変更したタイムフィルター
(コースフィルター、タイムフィルター)をみてきました。
指数を精確にしようという試みかと思いますが、スーパーパドック使いにとっては、実際に
取り入れられそうなところはないようです(手計算して距離指数を細かく使ってみるくらいか?)。

なお、無論、タイムフィルターには、他のフィルターや、指数の分解(三分割+ダッシュ指数)
もあり、上記はその一部に関するものにとどまるものであることを申し添えます。
0226米俵 ◆q9I2bZy0Pc
垢版 |
2013/12/29(日) 20:05:13.65ID:Rc4LJBrO
重複しますが、タイムフィルターで特筆すべきは、全体時計のタイムフィルター指数のみならず
これを三分割して
・スタート指数(前半3F)
・ミドル指数(中盤)
・ラスト指数(後半3F)
としている(前掲書『タイムの学校』pp.64-66)ことで、
つまり、コース別の基準タイムについて、全体時計だけでなく
前半3F・中盤・後半3Fに三分割した基準タイムを持って運用しているというところにあります。
これは、基データ(各クラスの三分割平均タイム?)含めて参考にしてみたいデータではありますが、
公開されていないのでせう。(前掲書『タイムフィルター』にも未掲載)
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