ミーオ :03/12/21 20:21
初雪や 布団にもぐりて 中毒す

 評)永井荷風の死に様を詠んだ句です。女とグルメに狂い過ごしていましたが
   晩年は千葉県の市川市でひっそり暮らしていたといわれています。
   彼は普通の人生を歩めなかった。いや、歩まなかった。
   そんな彼の死因は胃潰瘍でした。布団のなかで血を吐いて死んで
   いたのです。ひとり、さびしく。初雪の降るなかで・・・。
 
          欲望の ままにいきても 野垂れ死に

#リレー川柳より。永井荷風はキリギリスだったんね…。