現場で働く警察官の態度から、交通事故ワーストからの脱却について真剣に考えていないのではないかと感じたためメールした次第です。

平成30年7月21日、午前7時半頃、信号無視を繰り返す車を見かけ、あまりにも悪質であったこと、ドライブレコーダーで確認したところ、違反の状況が確認できたことから、同日午前8時頃、管轄の警察署へ電話しました。
電話対応に出た署員は名前も名乗らず、こちらが要件を伝えると面倒くさそうな感じで「検挙するとなると、そちらさんにも実況見分していただいたりと相当面倒になりますけど。」などと半分脅しのようなことを言います。結局、注意だけしておきますということで電話を切ろうとするのですが、ドライブレコーダーの映像は確認しなくていいんですかと尋ねると、「見せていただけるのであれば見ますけど」ということで、こちらが警察署へ出向くことになりました。
道中、どうしてこっちがわざわざ持っていく必要があるんだろうと不思議に思いました。

署につくとカウンターの向こう側は「ああ、面倒なのが来た」という雰囲気で、受付の長椅子で待つよう指示され、座って待っていましたが、交通課長以下署員は雑談で大笑いしています。
別室に通され、対応してくれたのは電話で応対した方1名のみ。普通こういうのは、複数名で対応するものではないのでしょうか。外で他の署員の笑い声は終始聞こえてましたが。
ドライブレコーダーの映像をみて、A4半分に切った裏紙2枚にメモしてお終いでした。
結果を知らせてくれることになっていますが、経過がこうですから期待はしていません。

取り締まりやすそうなところだけで取り締まって数字を挙げ、本当に悪質な事故に繋がりそうなドライバーは現行犯じゃないからで済ませてしまう。
パレードやらキャンペーンやらも一定の効果はあるかもしれませんが、本当は、こういった悪質な個々の事例の事故予防に力をいれていかなければならないのではないでしょうか。それを面倒だからとおざなりな対応しかしないのであれば、こうして交通事故を減らそうと協力する県民も呆れて協力も得られなくなりますよ。
現状の制度にも問題があるのでしょう。最近では煽り運転対策等でドライブレコーダーの普及率も上がってきたのですから、こういった映像の情報提供について柔軟な活用方法を検討するなど、処理する警察官が対応しやすいようなシステム、条例を整備し、現認主義(現行犯だから簡単)から脱却出来る仕組みを作るべきだと思います。悪質な運転者を排除するようにしたほうが、ワーストからの脱却には遠回りのようで近道ではないかと思います。