「今時高校中退してる奴だって免許証持ってて当たり前なのに田舎の高校卒で無免許とかマジでキチイからw」

ヤルヲの娘は唇を噛み締めながら下を向く

「じゃ私終わったんで先帰るわw今日話ししたからって調子のって学校で話し掛けないでねw」

店内の視線が彼女からヤルヲ一家に戻る
「で、ではお会計こちらになります」
「!!!!」

ヤルヲは戦慄する
特別新規契約キャンペーン期間が過ぎており予算を1万円オーバーしていたのだ

ヤルヲ「お父さんはこれからお金を増やしてくる」

コンビニレシートの裏に食事中と書き販売員に渡すヤルヲ

ヤルヲ「30分で戻ってくる!…お父さんは頑張るから!」

遥か昔、生れたての娘を世界中に晒し動画広告収入を得ていた時の決意に満ちた声を震わせ隣接するパチンコへ走るヤルヲ

その父の後ろ姿を見て早く家を出て行こうと決意する娘であった