生活保護受給者から現金騙し取った罪 被告の区役所職員「騙そうとしたわけではない」と否認

 生活保護受給者から現金を騙し取った罪に問われている区役所職員。
初公判で起訴内容を否認です。

 名古屋市の南区役所保健福祉センターで生活保護担当をしていた山元庸嘉被告(43)は、
今年2月と4月生活保護受給者の女性(当時78)に「生活保護費をもらっているので年金を全額返す必要がある」
などとウソを言い、現金およそ120万円を騙し取った罪に問われています。

 名古屋地裁で開かれた10日の初公判で、山元被告は「騙そうとしたわけではない」と起訴内容を否認しました。

 続く冒頭陳述で検察側は、「被告は受け取った現金の一部を妻名義の口座に入金していた」などと指摘しました。

 一方、弁護側は、「生活保護受給者は年金を全額返金する必要があると認識していた」などとして無罪を主張しました。
https://www.fnn.jp/posts/3227THK