注目545 (ニュース)17:44〜
千葉・習志野市の住宅街で悪臭が問題となっている。
谷津干潟は重要な湿地の保全を目指すラムサール条約に登録されている。
谷津干潟での悪臭の正体はアオサ。
食用にもなりその物に害はないが、気温が上昇すると大量発生したものが腐り、悪臭を放つ。
アオサは成長が早く、条件が揃えば急速に育つため放っておくと簡単に海面を埋め尽くしてしまう。
渡り鳥はロシアやアラスカから飛び立ち、谷津干潟を経由してオーストラリアやニュージーランドへ向かう。
干潟で休憩する際、アオサが邪魔でエサが摂れずに飛ぶためのエネルギーを十分に補給することができなくなる。
環境省の職員によると、谷津干潟に来る渡り鳥の数は減ってきているという。
アオサの大量発生の原因は外来種のホンビノス貝。
ハマグリに匹敵する味だが、5分の1の値段で売買される。
東京湾への水路に貝殻が溜まり、これまで流れていたアオサを邪魔して干潟に滞留させてしまっている。
貝殻を一斉に取り除くことは環境に変化があると懸念され、今は人海戦術でアオサを取り除くしか術がないとのこと。
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