東京都議選(定数127)について、都選挙管理委員会は25日、6月23日告示、7月
2日投開票の日程を決めた。最大57議席を占める「都議会自民党」に対し、小池百合子
知事は支持勢力で過半数確保をめざす方針を明言しており、小池都政の評価が争点の一つ
になりそうだ。
 小池氏は、主宰する政治塾の塾生らから候補を選んで擁立する方針。塾を運営する政
治団体は23日、地域政党「都民ファーストの会」として活動することを表明し、現職都
議ら4人の公認予定者を発表した。公明や民進と候補者調整に向けた協議も進めており、
どれだけ独自候補を立てられるかも焦点になる。
 一方、自民都連は52人の公認予定者をすでに決めており、都議会最大勢力の維持を
目指す。2013年の前回都議選は公認候補が全員当選する大勝だった。勢いをどこまで
保てるかが注目される。
 現時点の公認予定者数は、自民52▽民進36▽共産29▽公明23▽維新9▽地域
政党「東京・生活者ネットワーク」4▽地域政党「都民ファーストの会」4▽社民1とな
っている。