【令和2年施行】改正民法の対策
>>265
笑われるいわれはないと思うぞ。今回の112条改正で代理権付与を要件として
明記したから、文言上は109条同様、法定代理は当然に排除されるとみられる
わけだが、果たしてそうかなというのがここでの話題になっている。
あと、761条については、別に私が勝手に代理と理解しているのではない。 112条は、中間試案では「代理人であった者は」とされていたのだが、その後、
成案の表現に改めら
れた。この間の事情については、条文の書きぶりを109条とできる限り統一し
たとされているのみで、よくわからない。だから、代理権付与(任意代理)を
強調する意図があるのかという点で評価が分かれているわけだ。
112条は110条の代理権踰越と抱き合わせにして適用される場合があるという
事情があり、その110条では(109条と共通の規律であるにもかかわらず)基
本代理権として法定代理権を認めてきたから、そりゃ混乱するのも当然だな。