岡口の紛争類型別を書店で見てきた。
ただ、時間がなかったし、自分自身要件事実を本格的に勉強したことはないので、
それを前提にして聞いてくれ。

はしがきのところで、こういう趣旨のことが書いてあった。
・拙著入門は本当に入門者向け
・類型別は研修所を受ける修習生向けなので独学には向かないし、見解が古い部分もある
・市販の要件事実本は、分厚いものが多い(その理由は試験に出ないところまで網羅してあるから)、
 レイアウトも(継続して読むに適さない=根性がいる=途中で挫折する受験生が多い)
・試験にでるところはカバーしてあるが、出ないところはカットして、レイアウトも読みやすくした
・これ一冊読めば、新問題研究も類型別も、市販本の30講等も読む必要はない。

あと、付録として民法の過去問を要件事実の観点から解説してあった(29年度分まで)。

その時は、「刑法を勉強中で買っても読む時間がないので待て」というブレーキがかかったが、
今は欲しくなっている。


上に自分自身要件事実を本格的に勉強したことはないと書いたが、
和田の民訴から考える要件事実は7割方読んだ。類型別は挫折。
新問題研究は最初の項目だけ読んだまま。
30講は、摘まみ読み。答練は受けたことはない。講義は聞いたことはない。
なので、岡口が良いのかどうかは分からんが、勉強範囲のマックスを知るということ、
あと民法過去問を要件事実的に分析で切ることが魅力だと思った。