中大の前身の英吉利法律学校は、東大法学部卒業生がイギリス法の知識を
広めるためと自分のアルバイトのために設立した学校。
そういう意味では、東京理科大の前身の物理学校を東大工学部卒業生が作ったのと同じ。
なので、中央法ってのは、中大の看板学部っていうより、中大そのもので、
早慶上理と言われるなら、中央法もそこに加わるべき存在だった。
作家でも、スポーツでも、中大出身者の多くは法学部卒であり
大学側は、中央法は、一つの学部ではなく、法学の単科大学のように扱われるように広報・宣伝すべきだった。
そうすれば、早慶上理ではなく、中央法は、理科大と同格の「中法・理科」などと括られるような存在になっていたかもしれない。
中央法は、他学部に遠慮して、他学部と一緒にされ、全学部ひっくるめてマーチ扱いされるのを放置していたのが最大の失敗。
法学部移転で、中央法が他学部と隔離され、中央法が他学部と別であることを強調できるようになったのは良いこと。
中央でも他大学でも、国際なんたら学部とか、情報なんたら学部とか、カタカナ名の学部とか
流行っているが、これは一時的なもので、慶應の湘南が当初の人気からすればかなり落ちたのと同様、
いずれ落ちてくる。
中央は、国際とか情報とかに浮かれないで、法学部の特別化に力を注ぐべき。