弁護士はというと、そんな秘書同士の空気も読まず、
脳天気に
渡部さんを無視して私にばかり話しかけてくるから、
それを隣の席で見ている渡部さんは、
ますます私への憎しみを深めていく。
この悪循環の毎日だった。