早大、AO・推薦入試を6割に拡大! 一般入試の全廃も検討!
http://www.j-cast.com/2015/12/04252414.html?p=all
 
早稲田大学が2016年度入試から段階的にAO・推薦入試の割合を6割にまで引き上げると発表。
入試改革を進めていた早大では、2015年12月2日に記者会見して、その内容を発表した。
 
それは、AO・推薦入試による入学者は、現行では全体の4割を占めるが、大学創立150周年を迎える32年までに6割に引き上げるというものだ。
理由の1つとして、早大では、入学後の学業成績を見ると、AO入試の入学者が最も良く、続いて推薦入試の入学者がよかったことを挙げる。
 
AO・推薦入試といえば、学力低下の元凶とも指摘され、読売新聞が14年7月に発表した調査で、退学率がそれぞれ16%、9%と一般入試の6%より高かった。
早大では、STAP細胞問題を起こした小保方晴子氏が02年合格のAO入試1期生だったことも話題になった。
 
今回の入試改革について、早大の鎌田薫総長は、週刊東洋経済の6月27日号で自らの見解を述べている。
鎌田総長はその中で、「AOは駄目な入試といわれているが、実のところ卒業時の成績は一般入試組よりAO組のほうがずっとよい」と学力低下に否定的な見方をした。
理想としては、AO入試に統一して、バリエーションを増やすことだとし、将来的には、AO入試を年中やって通年化を図りたいと明かした。
また、一部の学部では、一般入試の全廃も検討するという。