0277名無しさん@お腹いっぱい。
2005/11/01(火) 01:18:58ID:+i2hYB6z彼女の青白い唇が動いて、
「ビュウ」と彼女は言った。
「しゃべるんじゃない」と彼は素早くさえぎった。
しかし、彼女は弱々しい声で重ねて言った。
「ビュウ、これだけは言わせて。謝らなければならないことがあるの」
「謝らなければならないことなんて、何もない。いいんだ。何もかもいいんだよ」と泣きながらビュウは言った。
「いいえ。私は安らかに死んでいきたい。ビュウ、ごめんなさい。私、あなたを裏切って」
ビュウは彼女の手をさすった。
「ヨヨ、もう気にするんじゃない。僕は全部知ってたんだ。」彼はすすり泣いた。
「でなきゃ、お前に毒を持ったりするか?」