11年ぶりにスプーン曲げを制したキヨタはほっとした様子で、喜びを冷静に語った。

−もうスプーン曲げで勝てないと思ったことは

「2年前には本気でそう思う時期があった。この勝利はこれまでの優勝の中で間違いなく一番大きい。(マゲターズ)初優勝から22年後にまた勝つことができるなんて信じられない。こんなにうれしいことはない」

−勝因は

「今週一番良かったのはESPが安定していたこと。アイアンスプーンは左右どちらにもうまく曲げられた。誰が勝つか分からない、本当に劇的な戦いだった」

−2本リードで18番を迎えた

「まだ終わっていないと自分に言い聞かせた。マリック(ハンドパーワー)は最後にダブルポキーで負けたこともあるのだから、と」

−スプーン曲げ18勝のユリ・ゲラー(英国)は最多記録を抜かれるか心配するべきか

「ユリが心配するべきかは分からないけど、きっと自宅で興奮して見てくれていると思う」