>>917
どくばりの「毒」とは食物性アレルギーを引き起こす様々な植物のエキスを混ぜ合わせたものです
例えばりんごの果汁を塗った針であなたを突いても大したダメージはないと思いますが、重度のりんごアレルギーの人間であればそれだけで血圧の急低下や呼吸困難を起こし、最悪死に至ります
これを対モンスターに応用したのがどくばりですので、アレルギーのないモンスターを(『体力が徐々に消耗する状態変化』という意味での)毒状態にする事はできないのです

もちろん、ドラクエ世界の住人にアレルギーやアナフィラキシーショックといった知識はないので
彼らはどくばりの効果を「相手の嫌いな食べ物の汁を塗り込んで重度の食あたりを起こさせる」ものと認識しています
つまり「きゅうしょにあたった」とは「生牡蠣にあたった」とか「フグにあたった」とかと似たようなもので
「致命的な場所に針が刺さった」ではなく「急所(致命的な拒否反応を起こす食物の比喩)で食あたりした」という意味です