>>934
カードメディアだったからそこは仕方がないな
天の声BANKのようにHuカードでバッテリーバックアップを実現したものが出るのはずっと先だし、そういう機能拡張面でカートリッジに分があるのは当たり前
SCDが示す様にカードを挿さなくても拡張バス側からシステムを起動できるんだから、拡張コネクタに接続するカートリッジスロットアダプタだって技術的にはやれた筈なんだよ
丁度MSXやSG1000にカードスロットを増設する奴の逆パターンだな
そうすりゃバッテリーバックアップに限らずROM容量の増加も追加音源みたいな機能拡張もすぐにだって対応出来たろう
でもPCEは初めからCD展開を指向してて、ROMメディアのソフトパッケージすらCDケースと同じ形状にしていた
仮にカードメディアの弱点を補うためにカートリッジへ路線を変更しても、流石にCD展開を捨てることは無かったろう
そしてCDを出した時にはまた同じ問題に直面する
容量は当時のROMメディアを遥かに上回るが、CDにはセーブデータを書き込むことなんか出来ないし追加機能も載せられない
結局最終的にはバックアップや各種機能拡張はソフトと分離して別機器にせざるを得ない
元々PCEはオプションを繋げて機能を拡張していくコア構想を掲げてたくらいだから、「ROMメディアだけはカートリッジへ移行してソフト個々で機能拡張」なんて考える気は毛頭無かったろう