船団の航行速度は一番船速の低い船に合わせられる。
新型艦の航続距離はあくまでその船の最高速度で航行した場合のスペックであって、
一番船速の低い船に合わせて航行すれば、当然航続距離はその分短くなる。
従って普通は同型艦8隻編成が最も探検船隊としての性能を発揮できる。

例えばカラベルワウレス(11000の船)のスペックは船速198、積載量206で、
1隻編成(内陸探検隊あり)の場合28日で1108リーグを航行可能である。8隻なら47日1861リーグ。
なお船数が増えると航続日数が増えるのは、船団全体で共用可能な道具などの積載比が減る分
食料を多く詰み込めるという設定による。
しかしこれをバルカジャイン(4000の船)並みの船速144に落とした場合、航続日数は同じだが
距離は単純に144/198に落ちるので、各々806リーグと1353リーグ。

一方バルカジャインを普通に運航させた場合、1隻編成と8隻編成で各々28日806リーグと51日1468リーグ。
よって1隻の場合はほぼ同じ航続距離だが船数が増えるほどバルカジャインの方が
同速まで落としたカラベルワウレスより高効率と言うことになる。

一般に新型艦=大型艦の方が1日当りの物資消費量が大きいので、あまりに航行速度が遅いと
船速の遅れを積載量ではカバーし切れなくなり、航続距離が短くなるという現象が起こる。