警視庁は11月30日までに健康食品販売会社社長の水野裕明容疑者(47)を逮捕。
退社を希望した社員を脅し、背中一面に不動明王の刺青を彫らせた疑い。
兼ねてから「オレはヤクザと兄弟分だ」と豪語していたその男の正体は、
Jリーグ入りを目指す東海社会人リーグ強豪、静岡FCの会長だった!


静岡FCの関係者は「常勤の取締役ではなく、後援会会長です」と話したが、
クラブHPののキャッシュには、水野容疑者が会長であったことが記されている。
事実を隠微する為に、現在はチームプロフィールのページを削除した模様。


静岡FCといえばカズの父親である納谷宣雄氏がゼネラルマネージャーを務め、
兄の三浦泰年が監督を務める、まさに三浦一族が取り仕切るクラブだ。
キングカズと呼ばれ、もてはやされるミスターJリーグこと三浦和良だが、
彼に相応しい呼び名は、キングではなくゴッドファーザーだった。

プロ野球では新規参入の際、アダルトサイトへのリンクが貼られているとして
ライブドアを審査で蹴り落としたが、Jリーグは折からの財政難と
何が何でも新規参入を増やしたい下心から、まともな審査は行われていない。

サガン鳥栖の経営権を2005年に引き継いだのは、何かと話題の人材派遣業者だ。
Jリーグの公式スポンサーにもサラ金やパチンコメーカーが名を連ねており、
いつその筋の業種や人間が参画してもおかしくない状況だ。

片や日本リーグ時代からサッカー界を支えてきた、比較的まとも企業は
クラブの独立採算を合言葉に、続々と支援を減らして来ている。
Jリーグもイタリアや南米のように、893が取り仕切るリーグになってしまうのか。