あさきゆめみし 第百二帖
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いづれの御時にか、駄スレ、良スレあまたさぶらひたまひけるなかに、
いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めきたまふスレありけり。
語りませう。
この板は全年齢対板なのでエロ話がしたい人はpink板へ
ここは漫画あさきスレなので専門的な史実ネタや原文ネタはほどほどに
史実ネタは日本史板へ、原文ネタは古文・漢文板へ
あさきゆめみしに描かれていない人物及び竹河の巻ならびに
後世に執筆された雲隠六帖について語りたいお方は下記のスレへ
紫式部、源氏物語スレ 二帖
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1578572479/
まったり雅に平和に語り合いましょう
次スレは>>980なる方が立てる定めなりにけり桜人
前スレ
あさきゆめみし 第百一帖
https://medaka.5ch.net/test/read.cgi/rcomic/1619671647/
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VIPQ2_EXTDAT: checked:vvvvv:1000:512:: EXT was configured >>742
歌ってこれかな
海人舟にいかがは思ひおくれけむ明石の浦にいさりせし君 >>728
あの人朧月夜も好きって言ってた
女ではなく母として生きた明石を嫌って朧月夜や六条がお気に入りってわかりやすいと言えばわかりやすいw >>737
そうそう、743さんの歌。
その歌の他、源氏が「回向のうちにはまずこの私を入れてくれるでしょうね」
と言ったのに対して「回向は広く衆生のためですから、貴方が入らない訳ありません」
て、塩な返事してる。
源氏は激オコで「ひどく侮辱された、気に食わない」つーて紫に愚痴ってた。
あさきにこの場面なかったんだっけ??? >>745
その歌の場面で、源氏は朧月夜のために袈裟を贈る手配を紫の上にしていたような
出家済みの朧月夜、少しずつ出家の準備を進める朝顔に対して
紫の上にボヤいたら、実は紫の上も出家したいと思っているという
確かあさきにあったと思う >>745
もう出家してる女人にそんな色気づいた文送るほうがどうかしてる
昔髪をおろした六条の御簾のうちに入り込んで抱き寄せてたし
神仏はなんでこんな罰当たりに加護を与えるんだろう >>745
出家後も私のことを一番に思ってくれますよね、って未練たっぷりにメールしたら「大勢の人のために祈るからあなたもまあ入ってるんじゃない?」的なそっけない返信が届いて源氏激おこ
↑あの人はいい女だけどなびきやすいのがうとましい、とか言っておいて何を今更 >>745
自分の書いた物語の主人公にこの仕打ちは凡才には出来ないわw紫式部すご
流石1000年以上読み継がれてる話なだけある 奔放なのはアレだけど、朧月夜って基本粘着さんじゃないよね。そこが割と好かれるとは思うわ。
同じ恋愛体質でも六条みたい表面澄まして内心で他の女妬んで「(あの女と比べて)どうして私は!」グチグチグチグチってのが無いのよ。
「自分は自分」ってのがハッキリして自己肯定感強いから他人と比較して落ち込んだりってのが無いのね。
ま、その性格から甥っ子の女三宮とのプロポーズの手伝いもそんなにはやってくれんかったろうなーとも思う。
「一応話してはみたけど、あんたはダメって言ってたわよ。」「本気なら自分でなんとかしなさいよ。」「じゃ!この話はこれでおしまいね!」こんな感じで。 しかも朧月夜、出家直後に源氏から手紙貰って、源氏とのこれまでの辛い(薄情な?)縁は
それでも浅くはないものだった、としみじみと思い返しながら、これが最後の
手紙だからと心を込めて素晴らしい筆跡で返事を書くんだよね
それで書いた返事がこの内容だから凄い。 >>750
六条さんは、グチグチどころか怨霊になっちゃって何人も殺してるじゃん。オソロシス >>745
海人舟に、の歌はあさきにもあったけど、その後の回向に対する塩対応はあさきにはないね。紫式部よりも大和先生のほうが、源氏に優しいわw >>752
殺すは出家させるわ、やりたい放題だよね、六条の御息所。 粘着ストーカー気質の六条さんはリアルでは忌避したいが作家としては探求しがいがあったろうね
嫉妬や苦悩を抱えながらも中宮のためにそれぞれの役割を分担した紫と明石は見事な賢妻
同じ良妻賢母型でも宇治の中の君にはあざとさを感じるわ
こちらも夫をATMと割り切っているが寵愛を繋ぐために薫を利用して適当に気を引いている
今後匂宮の浮舟探しの漁色が激化しても中の君の心は安定してるだろう
世渡り上手すぎ >>755
源氏物語内でたいがいの性格を出し尽くしちゃった?せいか、宇治版では一癖二癖ある人ばかり、てかんじだよね。 宇治にはヒロインになれそうな六の君や今上女一宮に冷泉女一宮、玉鬘姉妹と女君揃ってるから大和オリジナルで書いてほしかったな あさきゆめみしって大和さんの作品でおそらく一番売れただろうに
続編とかリメイクで儲けようとしないところが好きだわ >>757 宇治にはヒロインになれそうな六の君や今上女一宮に冷泉女一宮、玉鬘姉妹と女君揃ってる
ほんこれwww
まあ、源氏が頑張って作った系統だけどね。 >>755 粘着ストーカー気質の六条さんはリアルでは忌避したいが作家としては探求しがいがあったろうね
嫉妬や苦悩を抱えながらも中宮のためにそれぞれの役割を分担した紫と明石は見事な賢妻
なるほどね…まじそうだよね…六条の御息所って、娘の秋好のこと全く考えてない祟り方だよね。いろんな所で祟りまくるから、娘は立つ瀬がないよね。そういう意味では、六条の御息所って自己中だったんだろうね。 >>751
あさきには描かれてないけど、原文では朧月夜って、本人らしい癖のある名筆跡らしいんだよね。字って性格出るよね。朧月夜の筆跡、見てみたいよね。 >>760
明石の姫は実母の身分が低いからその分養母や実母があれこれ奮闘して最高の姫に育て上げたけど秋好は元々、前東宮の血を引く内親王並の高貴な血統で
その血筋に恥じること無く美しく気品ある姫に育て上げた六条はその時点で十分娘のために貢献しているのよ
源氏によって秋好は中宮という最高峰の地位の女性になれたわけだけど、源氏にとっても秋好という最高のカードを与えられて中宮の養父として並ぶものがないくらいの最高の権力を手に入れたいわばウインウインな関係
自己中なのは源氏も同じ 六条御息所と娘の直接のやりとりはあまり無いけど悪霊の噂のことで母を気の毒がっても恨むことは無かったし母娘の仲は良かったんだよね
美しく完璧だった母親が源氏のせいで苦しんだのを怒ってたんだし 秋好は、美しくて完璧なお母さまだったのに源氏なんかが近づいてきたせいで!って怒ってたよね
その男の後見を受けないといけなかったのは葛藤があっただろうけど、そこは割り切って正解
六条はもう少し鈍感力があったら生きやすかったかも 六条さん、恨みがましい妬み女が本性なんじゃないのかなあ。
それまでの「完璧な女性」の方が上っ面で。
源氏のせいで本能が剥き出しになって取り繕え無くなったのは事実だろうけど。
あの出来の良い優等生的キャラの娘には計り知れない闇の部分がある母だった、てのが話に深みがあるわね。
その秋好も晩年、冷泉院が玉鬘の若い娘を寵愛してから修羅になったんだっけ?
初めて母の気持ちが理解できたかも? >>761
うん見てみたい
例えば書家の方の書かれたもので「源氏物語 女君たちの恋文展」みたいなテーマの展示があったら見てみたいわ
六条に源氏が興味を持ったのも筆跡からだったし、紫も綺麗な字だと朱雀院が感心してたし
女三宮はもちろん派手な紅梅色の紙で子どもっぽい筆跡で(現代に例えたらキャラものの便箋に丸文字みたいな?) 六条さんもし娘が源氏の正妻になったらあの世で嫉妬しそう
霊体化して女の部分だけ肥大してるから
でも、本当は源氏が自分の罪悪感を六条さんに負わせてるから秋好が病気になっても六条さんの死霊のせいにしそう
紫の病は夫源病だからもし源氏が先に死んだら回復しそう なんかどうしても六条御息所を悪く言いたい人がいるんだね… 源氏が六条さんのせいじゃなくても六条のせいにしてる部分があると思う >>765
修羅てほどじゃないけど年寄り女ばかりになった冷泉の後宮で若く美しい新たな女人を冷泉が特別な寵愛したので
さすがに面白くなかったって感じだな
秋好は中宮という誰よりも格上な身分だからまだプライド保てるけど新弘徽殿こそ修羅道に堕ちたぽい感じだった
晩年に苦しい思いをするなんて辛いよね 前東宮は六条を一番寵愛してたのかな
早世したのってもしかして >>771
あの源氏に激甘な桐壺帝が「弟が格別に大切に扱ってきた方なのに粗末に扱って」と
厳しく叱ってたくらいだからたぶんそうだと思うよ >>770
新弘徽殿が修羅ってるような描写があるの?原典
新弘徽殿あさきでは綺麗で可愛くて気品があって好きなのに
しかしつくづく源氏サイド上げのために頭中将サイド下げしてるよな
頭中将気の毒だ しんこきでんはモブ顔で特徴なかったね
あさきには嫉妬する描写ないけど原典ではかなり怒ってると書いてたな
玉鬘が夕霧に二人から嫉妬されて辛いとこぼしてたから秋好も良い気はしてないんでしょう え〜モブ顔かなぁ、新弘徽殿
主に近江ちゃんとのやりとりて出できてたけど、気品があって可愛らしかったと思うがなぁ
モブ顔って藤内典みたいなのでしょ、まあ藤内典のことも結構好きだけど >>774
冷泉退位後は、秋好中宮と新弘徽殿と3人で仲良く(?)暮らしてたんだと思うよ。新弘徽殿は中宮争いには負けたけど、姫を産んでるからね。バランスも取れて、3人(冷泉、秋好、新弘徽殿)そこそこ上手く暮らしてたんだと思う。そんな時に、冷泉の叶わなかった玉鬘への思いが炸裂。新弘徽殿に玉鬘大君のことお願いしたりしちゃったのかな?新弘徽殿は玉鬘とは自分は正妻腹で異母姉妹だし、冷泉の一粒種の姫を産んでるし、ていう余裕?もあって、玉鬘に、ぜひ大君の入内を、て言っちゃうんだよね。
玉鬘大君が冷泉の姫や皇子を産んじゃったから、大君はいたたまれなくなって実家に帰ってしまうんだよね。玉鬘大君は、母親譲りの美貌だったんだけど、美貌では劣る二女のほうが今上の尚侍(玉鬘が娘に役職を譲った)として生き生き楽しそう、てことで、玉鬘の思いは複雑なのであった… >>769
これだよね!あの頃の源氏って、都合の悪いことは全て御息所の怨霊のせいにしてたよねw
源氏自身、御息所に悪いことをしたな〜、ていうやましい気持ちがあったんだと思うよ。だから、何か自分に都合の悪いことが起こったら(女三の宮の出家とか)御息所のせいにしちゃってたんだと思う。
怨霊とかって、結局、見た人の気持ち次第じゃん。怨霊が、秋好のことのお礼を言ってたのにはワロタわwww源氏の都合よく怨霊にまでされちゃって、六条の御息所はまじ気の毒だと思う。 >>776
あさきの新弘徽殿のヴィジュアル好きだよ
上品で優しそうで、華やかさはないけど普通に美人の部類に入る容姿だったと思う
後で原典読んだら新弘徽殿の容姿は「朝ぼらけの梅の花」にたとえられてて
たしかに大和先生の描いた新弘徽殿は地味ながらも梅の花を思わせる上品さ、
大和先生上手にビジュアル化してたんだな〜と感心した覚えがある >>758
だって元は世界に誇る日本の大名作が原作だもの
続編とかリメイクとかオリジナル路線を描いて儲けたら古典ファンからの反発がすごいと思う
それにあさきで描いてないエピソードってそれこそ玉鬘とその娘達の話だけど、結末的に玉鬘ファンが微妙な気持ちになる終わり方だし描かないほうが賢明 >>777
新弘徽殿は玉鬘長女の入内の後押しなんかしたくなかったと思うよ
でも冷泉から熱心にお願いされて入内話が上手くいかない感じの時は貴方が邪魔してるんじゃないだろうねと嫌みを言われる始末で
新しい女人の入内なんてただでさえ面白くないのに表立って後見せざるをえない立場に追い込まれてて内心かなり辛かったと思う
冷泉はしょせん源氏の血を引く男だから新弘徽殿の微妙な心情を気遣いできないのはわかるけど玉鬘こそ同じ女同士なのだから、そこは察するべきだったと思う
でも明石の姫はよく夕霧が自分のライバル候補をロックオンしてくれたから兄に感謝していい立場とか言われてるけど実はもう一人の異母兄も将来のライバル候補を
射止めてくれたので冷泉にも感謝していい立場なのよね、ほんと明石は結果的にいろいろ助けてくれる身内に恵まれている >>780
原典「竹河」「紅梅」の辺りね。
元々は夕霧雲居夫妻の長男が玉鬘大君に恋慕して熱烈プロポーズ、雲居も異母姉妹のツテでお願いしたのを亡夫髭黒が美貌の長女には入内を願ってたし、申込みあったからと冷泉院に。妹中君を雲居息子に嫁がせようとしてた。
でも髭黒が後見してた元帝からクレーム来て中君は尚侍として後宮入り。
大君は嫉妬されて里がち、息子達にも皇子産んでも院の子ではねえ、と詰られ(引退した院の子が即位した例は無い)
姉妹の新弘徽殿、雲居どちらにも恨まれ嘆く玉鬘…。
玉鬘の政治オンチぶりを描く感じになってるね。 大和さん玉鬘が好きと言ってたからそんなラストは耐えられなかったでしょうね
でも玉鬘そっくりな大君は見てみたかった >>782
夕霧の長男ではないよ。
何番目かは不明だけど。
あと、歴史上、退位後に生まれた皇子が立太子、即位した例あるよ
三条天皇は源氏物語書かれてた頃の東宮では。 玉鬘って魅力ある?漫画の連載引き伸ばし用の水増しキャラのような
随分巻数取っていたけど中弛みっぽい感じがして早読してた
好きな人には悪口のようで申し訳ないが存在しなくても大筋には関係ないと思う 若い娘への源氏のよろめきを書く事で女三の宮降嫁への伏線としたとか?違うか ところでタイトルを「あさきゆめみし」にしたのはどうしてなんだろうね?
ズバリ「源氏物語」とすると読者がとっつきにくくなると思ったから? >>784
明石中宮が皇子を3人も産んでいなければ冷泉院の皇子でもチャンスあったかもだけど
流行病で3人とも亡くなるとかの可能性も、住吉の神に贔屓された明石一族だからそんな事にならなそう >>788
明石中宮が産んだ皇子は四人。匂宮の下にも男の子がいる。 >>781
冷泉に感謝ていうか、早くに亡くなってくれた髭黒に感謝、かも。髭黒が生きてたら、大君は今上に入内して、明石中宮の強力なライバルになったはずだもん。 >>785
確かに、物語のストーリーに必要不可欠なメインキャラてわけじゃないけど、物語を彩る脇役美女の一人でしょ、玉鬘。玉鬘自身、冷泉の尚侍として華々しく入内するはずが直前でポシャり、美しい娘も女御として今上に入内させるつもりが夫の死によってポジャる、と、脇役らしく源氏一族を栄させてる。 >>785
あと、あの頃の大和先生の絵が好き。玉鬘は >>792
続き
玉鬘なんて、本当に匂い立つ美女、てかんじじゃん。源氏をはじめ大勢の男たちの心を蕩しただけある、てかんじの美女。 源氏物語は美女のインフレだし格段崇拝する気にはならないんのは自分が玉鬘嫌いなのかも
左大臣家アンチのような明確な悪意や憎悪より源氏と愛人関係のない女君で何を引っ張ってんのかなと
激動の若菜に入る前に髭黒に引き取られて退場したので本筋にもど」てよかった 玉鬘編は無くても話は繋がるんだけどそこを抜かしてしまうと
源氏の幸せで華やかな栄華の部分の描写が無くなってしまうんじゃないかな
最後に女三宮の話を入れるつもりで玉鬘編を入れたようにも思えるの 自分をレイプした男を受け入れて夫婦になるってなかなか難易度の高いことだと思うけど
当時はそれが普通だったのかな 玉鬘の婚姻相手はさぞと期待させておいての髭黒オチは
初読の時は、玉鬘登場時からは全く予想ができなかった
玉鬘がその後自力で髭黒一家の女主になったように
恋愛・結婚に関して思わぬ状況になっても自分の意思で受容していった
源氏縁の女君が幸せになる物語はこれでお終いという幕引きみたいな感じがする
それ以降は出家や死という形の別れへと変化していくからかも >>797
玉鬘の場合は実父の頭中将がOK出してたからね
当時の貴族女性の結婚は親が決めてたんだから後先になっただけ >>797
上級貴族の娘の初婚と考えるならばイレギュラーと思う
頭中将が髭黒を正式に家同士の婚姻によって婿とするまでの間
我慢して待てていたら良かったのにねと
玉鬘が実父の目の届く所で保護されていたならば
心の準備も出来ただろう分だけダメージはやや軽かったかもと思う >>796
玉鬘編で書かれてた六条院の栄華が源氏の人生の絶頂期だったんだよね
玉鬘が結婚した後は夕霧も結婚しちい姫も入内し
子供たちが家庭をつくって孫たちも生まれることで少しずつ源氏の老いが意識されるようになり
満を持して女三宮の降嫁とその直後の源氏の四十の賀(もう長寿を祝う年)ですよ >>800
そこよね。玉鬘って、上流貴族の血を引いてるのに父親の元で育ってないからね。
紫式部的には、使いやすいキャラよね。 あさきの後は紫式部日記を漫画化すればよかった
主人公:紫式部 >>805
元作品の有名度が違いすぎてモチベーションが維持できなさそう 玉鬘は結婚前のセクハラ話をダラダラやられるのでウザいと思った
源氏物語は単体のエピソードでも成立するから平安版マイフェアレディとして見ればいいんだろうけど
映画のヒロインは保護して貴婦人に仕立て上げた教授と結婚してるのに玉鬘は横から出てきた妻子持ちに引き取られてしまったからねぇ
六条院の栄華を盛り上げるためにしては玉鬘で何巻も消費してるし個人的に飽きがきて読み飛ばしたんですわ
初音の衣装配りは興味深い内容だったけど 当時の貴族女性たちの理想の空想物語だったら玉鬘が結ばれる相手は素晴らしい容姿の完璧な青年貴族と恋愛させてからの結婚にするんだろうけど
ムサ苦しい容姿の中年だけど源氏や左大臣家にならぶ大貴族で将来の出世が約束されてる男に無理やり夜這いされて結婚してるあたり
現実のサクセスストーリーはお花畑路線じゃなくこんなもんなんですよという紫式部の現実感が感じられる結末ではあるよね
髭黒にしても結果的にあの源氏に勝って意中の姫を手に入れてるんだけど、その代わり愛娘を祖父に取られるなど苦い代償もあったあたり現実的なオチになってるし 真木柱はあれ以降一度も父親に会えなかったんだね、後先考えずに玉鬘に走っちゃったけどまさか娘と一生の別れになるとは思ってなかっただろうなあ
髭もじゃのおじさんの恋愛の成就の影に、10歳前後の娘の涙があったのが切ないね
本人は何も悪いことしてないのに辛い思いをしてしまったんだから >>810
その後兵部卿の宮に嫁ぐまでの間は母親の病が落ち着いて穏やかに暮らせたと信じたい その愛娘も母親と一緒に母方実家に戻りたくなかったというのがまた可哀想
弟たちは大好きな父親と美人で優しい新しい後妻と一緒に暮らしているのに
自分はヤバイ母親から離れられないとか悲惨にもほどがある
仮にも貴族だから母親の介護させられてないだけましだけど >>811
嫁ぐっていうか…。
その後の真木柱、実母はあのまま廃人で親権監督権はあの祖父母、血筋第一の祖母が主導して14.5歳でかなり歳上の蛍の宮との縁談をまとめられてしまう。
宮が一応粉かけたらアッサリOKが出て通って来るが年が若すぎて話会わず、結婚許可がすぐ出たせいもあって大切にもしてもらえず通いも間遠であの祖母がキーキー騒ぐ結婚生活を送り、1人娘誕生後にすぐに未亡人に。
髭黒は遊び人の蛍(玉鬘を巡るライバルでもあった)を良く思って無かったから結婚には大反対だった、上手く行かないのを聞いても「ほら見たことか」という態度。
後年、紅梅と再婚して前妻の子の面倒を上手く見たり、息子産まれてやっと幸福に。
前夫との1人娘は「宮の君」呼び名で明石中宮に宮仕え。
玉鬘一家には一貫して冷淡な態度。こんな感じだった。 >>813
真木柱と蛍兵部卿の宮の娘は、宮の御方、だよ。宮の君、は源氏の異母兄妹の式部卿の宮の娘で、父宮が亡くなった後、明石中宮の女一の宮に出仕しだした。匂宮が、浮舟亡き(亡くなってないけどね)後トライするんだ、て言ってた姫ね。宮の御方、宮の君、と名前が似てるし登場時期も同じだからごっちゃになるよね。
宮の御方は、実父の蛍は亡くなってるけど、義父は紅梅で、宮家の血を引く姫として大切に育ててるみたいだったから、宮仕えに出したりしないよ。宮の君の場合は父宮(式部卿の宮)が亡くなり、たぶん有力な後ろ盾もなかったんだろうね。 真木柱は紅梅と再婚同士で結婚してからは幸せでしょ。前妻の姫は東宮に入内、自分の連れ子(宮の御方)は夫に大切にしてもらえて、二人の実子は童殿上するまでになり…
紅梅は、近江ちゃんに、尚侍欠員が出たら僕も立候補するつもりなんだwて言ってた頃とあまり変わらず(ちょび髭が増えたくらいで)、大和先生上手いな〜、てなんかニヤリとしてしまったよwww >>814
宮の御方は社交的で遊び人の蛍と苦労人だけど明るくしっかり者の真木柱を両親にもってるわりには非常に内気な姫で母親もあまりにも奥手なため
娘の結婚あきらめて将来は尼にとかちょっと悲観的に考えてる
財産こそ曾祖父、祖父、実父からと遺産がもらえたので経済的には困ってないけどね
普通の貴族の奥方なら有力貴族との結婚こそ女の幸せと考えて娘に縁談を後押ししそうなもんだけど真木柱の場合、母が発狂、チチが浮気しての両親離婚
自身も最初の結婚が上手くいかなかったせいで結婚制度を楽観視してないのだろうね、そのあたり現代にも通じる
現代でも両親が不仲で離婚して自分も結婚に失敗したら現実見えてきて子供がいつまでも独身でこどおじ、こどおばやっててても仕方ないやと諦めの境地に達してる親なんていっぱいいるし 真木柱は今で言うヤングケアラーかも
高貴なお家柄、介護はしなくて良かっただろうけど、精神を病んだ母親に愚痴こぼされ続けるのはきついなあ
あと祖母(式部卿宮の北の方)も何かとうるさそう
あさきでは玉鬘が先妻の息子達を呼び寄せて「これからはみんなで幸せにならなくちゃね」って微笑んでたけど、その中に真木柱はいないのが何かつらい
玉鬘も悪いことはしてないんだけどね >>762
源氏と明石の上の出会いは明石の中宮という結果ありきの縁だけど、考えてみれば六条の御息所との出会いも秋好中宮の義父となる縁だったのかも。
おかげでちい姫を中宮にする為のあれこれを前もって実習出来たし大きい権力持てたから美味しい縁よね。 >>817
真木柱自身も、父親と暮らせる兄弟たちを羨ましがってたよね。私は女の子だからお母様と一緒にいないといけないの、て。
言っちゃ悪いけど兵部卿の宮って家庭運悪いよね。てんから正妻が悪いんじゃない?正妻の嫉妬から娘(若紫)は失うし、長女は中宮になれずパッとしない女御で終わるし、次の娘は気が触れて離婚されて帰ってくるし、孫娘は不幸な結婚から死別して帰ってくるし。孫娘の真木柱は再婚で幸せになったからまだ良いか。 >>818
源氏って二代の中宮の養父、実父なんだよね。 >>816
現代でも、親が離婚してる子供も離婚しやすい、て言うけど、昔からなのかものね。 細かいことだけど、真木柱の母が長女、冷泉帝の王女御は次女。 >>822 真木柱の母が長女、冷泉帝の王女御は次女
そうだったんだ、ありがとう。出てくる順番から勝手に、王女御が姉かと思ってた。考えてみたら確かに年齢的にも、姉が髭黒、妹が冷泉帝、だろうね。 >>819
そもそも王女御はあのヒステリックな妬み根性満載な悪妻が産んで育てた娘なんだよ?なぜ入内したら寵愛を得られるかもと期待出来るんだ?あの宮は
源氏が後押しするしないの問題じゃないだろと
新弘徽殿みたいに母親がキツい性格なのに優しそうな子に育つのはレアケースよ。 >>824
レアケースてほどでもなくない?確かに四の君は嫉妬深いけど正妻としては夫の愛人やその子供を疎ましく思うのは自然だし
柏木紅梅新弘徽殿と産んだ子供達はどの子も立派で自慢の息子娘だし、母親の性格がひん曲がってたら一人くらいは性質違う子ができるかもしれないけど
産んだ子供全員が立派に凜々しく成長してるのって、元々の資質が左大臣一族の血を引いて優れてるてのもあるけど
やっぱり基本的に母親の育て方がよかったんだと思うし、あと新弘徽殿て普通に親切ではあるけど特に際立って優しいとかではないよ
秋好が中宮になった時なんて思いっきり嫉妬してるし、普通の人間として欠点はあったりする 優しい紫でさえ嫉妬してるし当然の感情だよね実際言動で出すかどうかの差はあるけど
嫉妬しないのは身分か容姿で諦めてる女君たちくらいで身分も容姿も極めて優れてた六条御息所は嫉妬で苦しんだわけだし >>824
本来なら王女御は充分寵愛が期待できる立場だったと思うよ
冷泉の母后である藤壺の後見をしている家の姫だもの
自分の妹の産んだ皇子が即位したんだから本当は兵部卿宮はもっと我が世の春を楽しんでいいはずだったのに
須磨復帰後政治家として冷泉の後見としてバリバリ活躍しだした源氏に蛇蝎のごとく嫌われていたのと
妹の藤壺が王女御でなく秋好の入内を世話したことで
すっかり影が薄くなりそれが王女御への扱いにも影響した
藤壺が王女御でなく秋好の世話をすれば
貴族たちは藤壺は兵部卿宮を切って源氏についたと判断しただろうし
それは後宮政治のパワーバランスにも影響しただろうから >>827 藤壺が王女御でなく秋好の入内を世話した
源氏の藤壺との禁断の恋は、実は政治的にも相当役立ったんだよね。 嫉妬して愛人やその産んだ子を疎ましく思うのは普通だよ。だからといって紫や雲居の雁は相手の女人にヒスってキツい言動したの?してないでしょ。
夕顔の件といい紫の件といい左大臣家の女人はキツすぎる。
弘徽殿大后や王女御(多分母親似と思う)、頭の君の北の方が夫からお義理ではなくて愛されてる猫写がないのはそこに尽きるでしょう。
彼らだって人間の男だもん、優しくて安らぐ娘の方がいいでしょ。
ちなみに柏木紅梅新弘徽殿の性格は頭の君の血筋、つまり大宮とかの血筋のおかげなのでは。 >>829
紫の上はヒスっても帰る家がないからどうしようもないんだよね。雲居の雁はヒスって実家に帰りはしたけど、浮気相手に直接的な嫌がらせまではしてないよね。まあ雲居の雁の場合、相手が落葉の宮だったからね。嫌がらせもし辛かったんじゃなかったの? >>829
弘徽殿女御や王女御はともかく四の君は単に直接的な描画がないだけで中年以降は二人して息子の柏木を心配してたりと
けっこう仲睦まじく夫婦してる様子が伝わってくると思うけどな
ものすごく愛し合ってる夫婦というわけじゃなくても子供を二人で育てることによって深い絆が出来る夫婦ているんだよ
子はかすがいというけど頭中将夫婦こそその言葉を実践してきた夫婦だと思う >>831
頭の中将夫婦は、待望の長男柏木を亡くすという悲劇も経験してるからね。愛情かどうかは別としても、夫婦の絆は出来てそう。 >>831
子はかすがいで父として母として家族になっていったのと、女として1番愛されてるのとはイコールではないからなあ。子が出来てそれなりに上手くいく典型的な政略結婚夫婦だなとしか。
そういえば源氏と葵もそんな感じだね。こちらは不幸にも葵が出産したとたん亡くなったから残念な結果で終わってしまった。 明石の上も源氏に紫とは違った意味で特別視されてるのは運命的な出会いをして
将来国母になる娘を授けてくれた女性としてある意味尊敬しているからて気持ちが強いからね
明石にしたって六条院で源氏の寵を争ってた時より後宮に入内した娘に付き従って直に娘の世話をしている今のほうが幸せ感半端ないて感じだったから
やはり子供を授かった夫婦の仲は別格的なもんがあるてことでしょうね
子供を成して子供たちには愛情注いでるけど産んでくれた妻をないがしろにしてる男なんて髭黒くらいじゃないかしら
まあ髭黒夫婦の場合は妻があそこまで重度の精神病なら愛情冷めても仕方ないから髭黒だけを責めるわけにもいかないけど 自分の子どもを生んでくれた人のことは丁重に扱うよね
匂宮ですら、子どもを授かった中の君のことは大切にしてたから
相変わらず女漁りは続けてたけど、浮舟を喪って苦しんだ時に中の君のところへ帰っていった描写があった(あれもあさきオリジナル?)
中の君も色々察しながら受け止めてやってたね >>830
雲居雁の場合、自分がしなくても、父親と弟が抗議と嫌がらせ・脅迫を効果的にしてくれたから… >>837
ワロタわwそういえば頭の中将からイヤミ手紙?が来て、落葉が滅入ってたねwww 六条さんが葵をとり殺したのはまぁ事実として、その後も祟ってるんだからそれなら恨まれてるのは源氏ってことにならない? 源氏とは苦しい恋をして生存中は辛い思いをしてもやっぱり愛してるので憎しみとはちょっと違ってた
葵には葵祭りの時に葵の家来が暴走したからだけど車争いするはめになって六条としては大変な生き恥を大衆の前で見せてしまったから
それで葵の事が死ぬほど憎くなったから取り憑いて殺してしまった
その後は秋好の処遇を託したこともあって平和に空から見守ってたみたいだけど、ある日調子にのった源氏が六条の悪口を紫にこぼしたため
それでかつての恋人である故人の私を貶めるなんて許せねえ!お前の大切な女も苦しめてやる!ていう勢いで紫や女三宮たちを苦しめた
源氏にたいしてはあっさり殺すより生きながら苦しめる方法を選んだんだろうね >>835
明石のバックには神意を受けた明石入道と住吉の神と「子供は3人でその一人は中宮」の夢占があるからね
世俗の面では身分の低い受領の娘だけど
スピリチュアルな面では中宮を一族から出すために神の導きによって結ばれた運命の相手よ
話の随所にそれが出てきて源氏もそのたびに感じ入った様子を見せてるしね 源氏は神仏の加護が強力で取り憑けないと言って代わりに紫が病気になってたよね ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています