>>364
曲解がすごいと思います

(原文)
されど母女御の、人よりはまさりて時めきたまひしに、皆、挑み交はしたまひしほど御仲らひども、えうるはしからざりしかば
その名殘にて、げに今はわざと憎しなどはなくとも、まことに心とどめて思ひ後見むとまでは思さずもや

(朱雀帝の現役時代に)女三宮の母の源氏女御が特に寵愛されたのでライバルの女君達との仲は良好ではなかった
朱雀帝が退位し、源氏女御が他界した今となっては、他の女君達が女三宮を憎む気持ちはないだろうが、かといって親身に世話をしてくれるとも思えない

・藤壺女御=源氏女御、女三宮の母(他界)
・承香殿女御、髭黒の妹、後の冷泉帝の東宮の母
・麗景殿女御、弘徽殿皇太后の姪
・女御以下で名前が出ているのは女二宮=落葉の宮の母更衣と、後半にもっとも寵愛された朧月夜内侍(子がいない)
他に名前だけ出てくる母や詳細不明の皇女が2名、女一宮と女四宮(早世の可能性あり)