夏子の酒
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作者:尾瀬あきら。1988年から1991年にかけてモーニングに連載された
作品。 美味そうに飲む組合長や宮川のとっつぁんが「ほのぼの」している 飲酒運転の上で事故起こしてるし
場所が佐伯酒造でよかったな カッコ付けてもどこかカッコ悪い田舎の好人物のお坊っちゃま 黒岩家に車を突っ込んで家を破壊していたら、またバカ親父に往復ビンタ
もんだったか。 一升瓶を抱えた姿が可愛いと思ったのだが🗡️ 慎吾と夏子でもいいと思ったが夏子も黒岩のオヤジを義理の父親に
したくないだろう。 仁吉も渋い味がある。最初、豪田と険悪だったけど、思想がだんだん似てきた
感もある。 >>778
仁吉と豪田の険悪さが弱まったのは農薬散布のやりとりの件かね 3巻ではまだそこまで修復してない感じだったけど冴子のオヤジが勝手なことをやり出した
時、「正気と狂気が入れ替わっているか。ハッハッハ」て、本当に仁吉が激怒していたけど
あれは知らず知らずのうちに豪田のやっていることの正当性を仁吉が認めた瞬間でもあると
思っている。 豪田と冴子の結婚式のお気楽な雰囲気は良かった。
豪田のセリフがなかったのがやや不満だが。 全12巻。131話に及ぶ。もっと読みたかった。。。 >>786
草壁のことか。こういう細かくないところもこの男のいいところ。 昭和から平成初期の作品か。
にしては古さを感じさせない。 今だと田舎の酒蔵でも外観は昔ながらだけど中はすごい近代化してたりするけど
佐伯酒造は今でも変わらずなのかねえ 4巻に出ていた副組合長の後藤という人は雰囲気が最近亡くなった関根潤三氏に
似ている。 地味に保本さんの登場回数は多かったような気がする。気のせいかも。 【第1話】まぼろしの酒
夏子が2年ぶりに東京から帰郷。夕方に来て翌日の朝にはすぐに東京へ。
生前の兄の康男に会えたのはこれが最後になってしまう。
30ページの列車を見送る満面の笑みの康男の姿が時々夏子の回想シーンとなって
よみがえる。 【第2話】なないろの味
東京に戻ってきた夏子を待ち受ける上司の原田ら。新幹線に乗ってすぐに兵庫県へ。
灘の生を「マズイ」と断言。両手を大きく広げる康男の姿が脳裏に浮かび涙ぐむ夏子。
「我が家で造っている二級酒です」と上司に勧め、原田も「うまい」と太鼓判を押す。 名前に弱い人は多い気がする。灘の生一本と聞けば、なんとなく高級感が漂う。
本当の味なんてものは、なかなか分からない。 第3話でもう兄の康男が亡くなってしまうんだな・・・・・・・・ 第3話読んでからやめられなくなって最後まで読んでしまった。 やはり最初の方から引きが上手かったな
原田は早々と消してしまうにはもったいないキャラだとは思うが
東京編をすぐに終わらせたのは結果的に良かったんだろう 実は1巻にしか登場していない原田。確かにもったいないキャラクターだった。 主人公が最初の1ページ目から登場する。
新潟県宇佐郡川島町 早く朝ドラして
夏子の子供時代のエピソードを
ぶっこんでよろ 小学生の時から実は酒の味を知っていた夏子が2年間の東京生活で全く酒を口に
しなかったという箇所が納得いかない。
禁断症状が起きなかったのだろうか。 【第3話】本醸造
夏子の考えた広告が新聞に載ることになる。
自宅へ電話した夏子を待ち受けていたのは兄の康男の死の知らせだった。
母からの知らせにその場で崩れ落ちる夏子 【第4話】兄の命
兄の死で故郷へ帰ってきた夏子を待ち受けていたのは草壁青年。
1週間前から蔵人で働いていた男で死んだ康男の3つ下(T大醸造学科)。
亡くなった時の康男の年齢は30。草壁は27歳ということになる。
稲穂にして12本。1350粒の龍錦の種籾を夏子に手渡し、兄・康男の最後の言葉を
夏子に伝えるじっちゃん。
葬儀に訪れた庄司のばァ様のシーンは特に印象的。 豪田って金は無さそうだけど、相当広い土地持ってそう 土地は広い感じ。食料は完璧に自給出来る。
お金持ちではない感じだが、豪田にとって銭金は眼中にないと思われる。 独り身なら自身が食っていけるだけの金があればいいけど、結婚して子供も出来たらそうはいかなくなるよな
その辺で冴子とスレ違いが起きて離婚・・なんてなりませんように 冴子も若くしてかなり苦労したから多少の貧乏暮らしは耐えられるだろうと思う。
第112話(11巻)を読む限り、モーションをかけたのは冴子のほう。
際立って都会的な風貌だった冴子が髪を切って農家の世界で生きて行こうという
確かな覚悟を感じ取った。豪田とはうまくいくと思いたい。 >>825
大変ではあるが農業は一人でも出来んことは無いが
漁師は大変なうえにスピードや力も多く必要なので一人はきついかも >>831
漁業権の関係ない田舎の川ではツガニ(モクズガニ)40匹、テナガエビ50匹くらい獲れる人も
いる。幼少の頃から自然に親しんでいる人はプチ漁師になれる。
私も海で禁止リストに入っていないイシガニ(素揚げや味噌汁の出汁)は4時間居て50匹、
ショウジンガニ(マガニ)は10匹は獲れる。 新潟の内陸部みたいだから海は遠そうだけど川の水はキレイだろうな。 甘・辛・酸・苦・渋の5つの味。3拍子ならぬ5拍子。
利き酒とはなんと難しいことか。 【第5話】夏子の家族
葬儀の日、ハタラキとして仕事に精を出す草壁。孫の隆男をだっこして雄大な風景の中に
佇む祖父の浩男。
その夜、義理の娘の和子に「3年間よくがんばった。おまえはわしの娘だ。おまえは佐伯の
長女だ」とねぎらう浩男。 【第6話】夜の酒
東京へ戻る前夜、草壁と一杯飲む夏子。
先輩にあたる康男に供養の酒を手向ける草壁。
先輩の康男のセリフ「酒は・・・・・楽しい時にのむものだ。つらい時、悲しい時に飲んでは
いけない」「やけ酒は酒を造った者に対して失礼である」
「ただし例外をひとつだけ認めよう。それは愛する者を失った時だ」 【第7話】賭け
葬儀から戻ってきた夏子が原田と一緒に金寿の専務に会いに行く。
一度は夏子の考案した原稿に拒否反応を示した原田だが、土壇場で夏子の意向を尊重。
しかし、専務が激昂して夏子考案の原稿を破いてしまう。 クライアントの立場の違いはあるにしてもあの専務は無礼な奴だ。 とはいえ例えばイラストなら「こういう絵を描いてくれ」って指定されておきながら
「こっちのほうが良いと思ったんで」と全然指定と違う絵を渡されたらそりゃクライアントは怒るだろう 【第8話】酒蔵の子
金寿の専務のところを訪れた夏子に部長が話をする。部長の説明は説得力抜群。
その夜、純米吟醸「玉乃光」を飲んで涙をこぼす夏子。帰郷を決意する。 【第9話】バイバイ
夏子が会社に辞表を提出。上司の原田に「もっと大きな夢ができたんです」と語る夏子。
帰郷の日。新幹線のプラットフォームに見送りに来た原田。三戸のリンゴ農家が実家で
もう8年も帰省していないことを明かす。
「ばかやろ・・・・・! おれの期待を裏切って都落ちする女に誰が会うか! さっさと
酒くさい家に帰れ!」と、この人らしい憎まれ口を叩いて別れる。
原田の登場シーンは、これ以降なし。 【第10話】帰郷
実家に帰ってきた夏子。蔵の仕事の手伝いをさせて欲しいと父親に頼みごとをする。
途中で宮川のじっちゃんが乱入。
「和醸良酒」と書かれた康男への贈り物を届ける。
「死んだ康男が笑ってるぜ・・・・・じゃあな」と立ち去るとっつぁんが実にいい味。 振り向かずに去っていく原田の背中が「おれはこの毒々しい東京で生きていく」
という深い決意表明に思えた。 意外と東京時代の夏子は都会の水に適応出来ていたような気が。 もーちょっと最近出てたらOL夏子の飲み歩きスピンオフとか出てたかもな ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています