【ダッシュ!四駆郎】徳田ザウルス作品総合
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ダッシュ!四駆郎、風のレーサー侠、ダッシュボーイ天、バーチャレーサーGO!・・・・etc. 徳田ザウルス作品を語りましょう 『ザウルスのミニ四駆スーパーテクニック』は、1巻も2巻も夢オチだったな ミニ四駆を作ろうとして部屋で居眠りした主人公の夢オチ、が1巻 授業中に教室で居眠りしていた主人公の夢オチ、が2巻 『ダッシュ!四駆郎』はそろそろ小学館漫画文庫かコンビニコミックスで出版すべきだと思う ミニ四駆ブームが起きている今だからこそ四駆郎の原作が世間でもう少し知られてもいいだろう ,ィ __ ,. / |´ ̄`ヽー- 、 ト、 , -‐、/./.- 、 / | | ヽ l l ( 優 ◇ 横 ノ /o ̄`ハ._.ゝ===┴=く.ノ- 、 ノ ◇ ◇ ( /o O / l´ ::\:::/:: lo ',ヽ ( 勝 ◇ 浜 } \___/. ト、=⊂⊃=⊂⊃= ハ ∧ `⌒/7へ‐´ / ,イ レ::::⌒(__人__)⌒l~T--‐彡 /./ / ̄ ̄l. 彡、 |r┬-| ノ'l l::::::::::彡ー7⌒つ、 彡:::::::::::l ト、__ `ー' /| l::::::::::::ミ {,_.イニノ 彡ソ/ノハ ト、 \ / ,イ 川ハ ヾー‐'^┴ オラオラ!ベイスターズ監督の大矢明ひ>5が>>5 Getだお!! 落あ>>1 博満 ビョンギュ固定起用にはファンも呆れてるおwwwww 原た>>2 徳 永遠の馬鹿大将wwかわいそうなあだ名だおwwwww 真ゆ>>3 明信 虎キチにも期待されない新参ヘボ監督は黙ってろおwwwww 高田>>4 げる 地味チームの地味監督wwwww 選手も地味wwww相川はポンコツwwwww 野>>6 ら克也 ボヤッキーはさっさと引退しろおwwwww >>7 し田昌孝 こんにゃく畑でも食ってろおwwwww >8レンタイン シーズン前から解任決定wwwww涙が出てくるおwwwww ナベ>9 髪の毛ふさふさすぎるおwwwww >10-1002 見せてあげよう、ベイスの継投を! 広島とオリックスと禿バンクの監督なんて忘れたおwwwwwwwwww 徳田ザウルスのミニ四駆漫画には特徴がある ・熱血タイプの主人公……日ノ丸四駆郎(ダッシュ!四駆郎)、侠仁義(風のレーサー侠)、天下太平(ダッシュボーイ天) ・金持ちでキザだけど三枚目ポジションの盟友……南進駆郎(ダッシュ!四駆郎)、岩魔零(ダッシュボーイ天) ・金持ちのライバルがFMマシンを使用……木尾桃太郎とクリムゾングローリー(ダッシュ!四駆郎)、伊欧多走一郎とストラトベクター(ダッシュボーイ天) ・デブキャラがFMマシンを使用……戸田弾九郎と新太陽(ダッシュ!四駆郎)、四熊輪作と新太陽(ダッシュボーイ天) ・主人公のパトロン役の大人……皇快男児(ダッシュ!四駆郎)、風法師(風のレーサー侠)、土屋博士(ダッシュボーイ天) ・主人公のマシンは白色……エンペラーシリーズ(ダッシュ!四駆郎)、自由皇帝(風のレーサー侠)、ブーメランシリーズ(ダッシュボーイ天) ・黒いマシンがラスボスまたは最大の敵に……ブラックミストラル(ダッシュ!四駆郎)、暗黒皇帝(風のレーサー侠)、ブラックストーカー(ダッシュボーイ天) ・ホラー風味な敵が登場……幽鬼男爵(風のレーサー侠外伝)、武羅怒城(ダッシュボーイ天) ・主人公がリバティーエンペラーを使用……四駆郎が最終回で使用(ダッシュ!四駆郎)、侠が使用(風のレーサー侠)、天の初代マシン(ダッシュボーイ天) ・女性のミニ四レーサーが存在……皇輪子・聖響子(ダッシュ!四駆郎)、速水怜(風のレーサー侠)、岩魔翔子がブーメランガンマを盗んで天と対戦(ダッシュボーイ天) ・ライバル(盟友)が主人公の兄弟マシンを使用……プロトエンペラーシリーズ(ダッシュ!四駆郎)、小覇龍(風のレーサー侠外伝)、ブーメランガンマ(ダッシュボーイ天) 俺が徳田ザウスの漫画に初めて出会ったのは1995年だったな 1995年の『小学一年生』3月号で、「ダッシュボーイ天」のオールカラー読み切りを読んだ この読みきりでは、天の自由皇帝とハヤテのビッグバンゴーストがレースで争う内容だった 次の『小学二年生』4月号から、「ダッシュボーイ天」の本格的な連載が始まったな この第1話では、天の自由皇帝はガンマのマシンに負けて岩魔家のプールの中に沈んでしまった レースで負けた天はガンマに緑色のブーメランを渡され、そのマシンが次の話でブーメラン10になったんだよな 当時は第二次ミニ四駆ブームの真っ最中だったが、子供のころの俺としては 「レッツ&ゴー」とフルカウルミニ四駆よりも「ダッシュボーイ天」とスーパーミニ四駆の方に思い入れがあった 俺が最初に買ったミニ四駆は自由皇帝だ(もっとも、小学校のころに悪友に盗まれて行方不明になってしまったが) 今となっては何もかも懐かしい もしも徳田ザウルスが身体を壊していなければ、「ダッシュボーイ天」はちゃんと完結していただろうな 大河赤らストリートレーサーとの戦いも最後まで描かれただろうし、本当の最終回も描かれただろう タイガーザップとのレースでサンダーブーメランW10が破壊されて、その後で天は新しいマシンを手にしたかもしれない 徳田ザウルスが身体を壊していなければ、マイティミニ四駆を扱った漫画を小学館の学習雑誌で描いていたかもしれないし、 今ごろはコロコロアニキで「ダッシュ!四駆郎」の正統な続編を描いていたかもしれない 徳田ザウルスが手掛けた連載作品 ・ダッシュ!四駆郎 『月刊コロコロコミック』連載(小学館、1987年12月号〜92年3月号)、 完結編は『別冊コロコロコミックスペシャル』(小学館、1993年2月号)に掲載、単行本は全14巻(てんとう虫コミックス) ・真ダッシュ!四駆郎 ポスター漫画として連載(No.1〜No17、1993〜95年)、未完 ・風のレーサー侠 『月刊コロコロコミック』連載(小学館、1993年5月号〜9月号)、単行本は全1巻(てんとう虫コミックス) 読み切り「華のレーサーザウルス」(『月刊コロコロコミック』、1993年10月号)を単行本に収録 ・風のレーサー侠外伝 ポスター漫画として連載(No.1〜No17、1993〜95年)、未完 ・ダッシュボーイ天 『小学一年生』に読み切り掲載(小学館、1995年3月号)、『小学二年生』連載(小学館、1995年2月号〜96年3月号)、 『小学三年生』連載(小学館、1995年4月号〜97年11月号、97年9月号は休載)、『小学五年生』連載(1995年11月号〜97年8月号) 単行本は1〜2巻(てんとう虫コミックス)、作者急病のため未完 ・『ミニ四駆おわらいグランプリ ゴー!ゴー!アストロくん』 『小学一年生』連載(小学館、1996年2月号〜3月号)、『小学二年生』連載(小学館、1996年4月号〜97年1月号) ・バーチャレーサーGO! 『小学二年生』連載(小学館、1997年4月号〜6月号) 『ダッシュボーイ天』と『ザウルスのミニ四駆スーパーテクニック』には、土屋博士が登場する。 徳田ザウルス版土屋博士は、こしたてつひろ『爆走兄弟レッツ&ゴー』の土屋博士と同じく土屋博嗣さんがモデル。 (土屋博嗣さんはタミヤ企画開発部で勤務していた人物であり、2012年7月20日に58歳の若さでこの世を去っている) 徳田ザウルス版土屋博士の特徴 ・顔は土屋博嗣さんがモデル(頭が禿げていておでこが広い、ひげを生やしている)。 ・常にサングラスをかけている(こしたてつひろ版土屋博士は、サングラスではなく眼鏡をかけている)。 ・性格はややガラが悪い(こしたてつひろ版土屋博士は、性格が温和)。 ・実はハゲであり、カツラをかぶっている(こしたてつひろ版土屋博士には、カツラをかぶっている描写はない)。 ・ミニ四駆に詳しく、主人公たちにいろいろアドバイスをするパトロン的存在。 『ダッシュボーイ天』での土屋博士 ・たまに主人公の天と対戦する。単行本第1巻の第2話では大地皇帝を使用。 単行本未収録の『小学二年生』96年1月号と2月号ではブーメラン土屋スペシャルを使用。 ・天(ブーメラン10)とガンマ(ブーメランガンマ)のレースの審判を務める(単行本第1巻)。 ・ハゲネタが強調されている(例.突風でカツラが飛ぶ)。『小学二年生』96年1月号では、ガンマの髪をバリカンで刈ろうとした。 『小学二年生』96年2月号では、ハゲ頭を利用してブーメラン土屋スペシャルの太陽電池(コックピットの部分)に光を与えた。 ・ミニ四駆界から追放された武羅怒に逆恨みされる(単行本第2巻)。 ・アストロブーメランを失った天に、スーパーTZシャーシを渡す(単行本第2巻、単行本未収録の『小学三年生』96年1月号)。 『ザウルスのミニ四駆スーパーテクニック』(全2巻)での土屋博士 ・主人公の夢の中の登場人物であり、現実の世界に存在しない(1巻も2巻も話は夢オチ)。 ・『ダッシュボーイ天』に出てくる土屋博士よりもガラが悪い。短気な性格で、よく怒る。 ・1巻では、土屋博士が主人公に「さあ、マシンを持っておいで」と言う。 (宮沢賢治『銀河鉄道の夜』旧版に登場するブルカニロ博士の「さあ、切符をしっかり持っておいで」の台詞が元になっている) 岩田和久によると、徳田ザウルスは宮谷一彦の作品のファンだったらしい 若いころの岩田和久と徳田ザウルスは、ある漫画家のアシスタントをしていたようだ 影響を受けた漫画01:MOJO HAND Another Side of Kazuhisa Iwata https://owlclub.exblog.jp/19600166/ >▼「ダビデの眠る日」宮谷一彦 >漫画家のアシスタントになりたての頃、師匠の仕事場の本棚にあり衝撃を受けました。 (中略) >当時、よく一緒にアシスタントをしていた先輩のザウルス徳田さん(故人)が私以上の宮谷作品のファンで、 >よくその世界観や作画についてこれでもかというくらいに熱く語ってくれたのを今でもよく覚えています。 『ダッシュボーイ天』で伊欧多が天を罵る時の呼び名が「三日月ハゲ」、天が伊欧多を罵る時の呼び名が「筋肉ゴリラ」 どっちの罵倒も相手の容姿を扱ったものだ(まあ、今の時代の小学校では相手をあだ名で呼ぶことが禁止されているけど) 『ダッシュボーイ天』で天の仲間になる主要キャラの名前は、ギリシャ文字を元に名づけられている。 ・岩魔零(がんま・れい)……名前の由来は、ギリシャ文字のガンマ。岩魔財閥の御曹司。やられ役が多い。双子の姉・翔子がいる。 ブラックブーメラン(スーパー1シャーシ)、ブーメランガンマ(スーパー1シャーシ)、レイホークガンマ(スーパーTZシャーシ)を使用。 ・伊欧多走一郎(いおた・そういちろう)……名前の由来は、ギリシャ文字のイオタ。伊欧多自動車の御曹司。筋肉質の身体を持つ。 クリムゾングローリー(FMシャーシ)、ストラトベクター(スーパーFMシャーシ)を使用。 ギリシャ文字が由来の名前なのに、主要キャラになれなかったのが四熊輪作。 ・四熊輪作(しぐま・りんさく)……名前の由来は、ギリシャ文字のシグマ。田舎から東京にやって来た。柔道が得意。語尾が「ぞなもし」。 新太陽(FMシャーシ)を使用。 もしかすると、徳田ザウルスは当初は四熊を主要キャラにすることを構想していたのかもしれない。 もしも四熊が主要キャラになっていれば、スーパーFMシャーシの新マシンを手にして天のライバル兼仲間になっていただろうな。 小学館の学習雑誌で『ダッシュボーイ天』を連載していたころの徳田ザウルスの絵は 3D作画と登場人物のコピペに頼りまくりで、器用だけど記号化した絵柄になっていた しかもこのころは、漫画原稿の背景の絵は写真を張り付けただけのものになっていた (『ザウルスのミニ四駆スーパーテクニック』の絵も、3D作画とコピペに頼りまくりだった) コロコロで『ダッシュ!四駆郎』を連載していたころの徳田ザウルスの絵は手描きだったけど、 3D作画とコピペに頼る前に比べると絵柄に明らかな違いがある 当然ながら、手描きのころの方が人物画も背景も丁寧に描かれている (言うまでもないが、手描きのころの徳田ザウルスは優秀なアシスタントを雇っていたはずだ) 手描きのころは登場人物の絵にもミニ四駆の絵にも躍動感があるし、何よりも、絵に魂が宿っている 手描きのころの徳田ザウルスの絵は、見ているだけでワクワクするような気持ちさえ感じるほどだ 明らかに、画力の面でも絵の魅力の面でも手描きのころの方が圧倒的に上だった (鳥山明もそうだが、もともと画力がある漫画家が3D作画に頼るようになると絵柄の魅力が半減してしまう) やはり、徳田ザウルスの絵は手描きでこそ本領を発揮できたんだなぁと改めて実感する まあ、持病のせいで常に体調不良に苦しむようになって手描きを行う体力がなくなったから、 3D作画とコピペに頼らざるを得なかったんだろう(その点は徳田ザウルスに同情できる) 徳田ザウルスは魅力のある漫画家だっただけに、病気になって身体を壊してしまったことがつくづく惜しまれる 『小学三年生』に連載された『ダッシュボーイ天』では、天が「ミニ四駆星人」なる宇宙人とUFOの中でレースをする話があるらしい さすがにこの話はいくらなんでもふざけ過ぎな気がするが、当時の徳田ザウルス先生はどういう気持ちでこの話を執筆していたのだろうか? それにしても、当時の『小学三年生』の編集者はよくもまあこの話をボツにせずOKしてくれたもんだと思う 徳田ザウルス先生の作品で知名度が低いのが『バーチャレーサーGO』(1997年に『小学二年生』で連載) この作品の主人公は車田剛(『爆走兄弟レッツ&ゴー』の主人公・星馬豪も、名前の発音は「ゴー」なんだよな) 『バーチャレーサーGO』はVRマシンを使ったミニ四駆の対決を描いた物語であり、時代を先取りしていた作品のようだ 下のツイッターにある画像に、『バーチャレーサーGO』の絵と大まかな紹介が載っている velvet‏ @velvet32491997 https://twitter.com/velvet32491997/status/1068535100504043522 >本日、12月1日は徳田ザウルス先生のお誕生日です。 >もしご存命でしたら還暦を迎えるはずでした。 >赤いちゃんちゃんこがきっと似合っていたことと思います。 >バーチャレーサーGO! >学年誌に掲載された先生の作品のひとつ。一度読んでみたいです。 https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 『ダッシュボーイ天』は小学館のてんとう虫コミックスから単行本が2巻出ているけど(今は絶版)、 実は、単行本未収録の話が結構あるんだよな まあ、無理もあるまい 『ダッシュボーイ天』は小学館の学習雑誌『小学二年生』で1年間、 『小学三年生』『小学五年生』で2年間に渡って渡って連載されたんだから 『ダッシュボーイ天』には、単行本未収録でも面白い話がいくつかある それと単行本未収録の話には、単行本で正史とされている以外での天とマシンとの関わりの話もある 小学館の学習雑誌に載った単行本未収録の話がこのまま埋もれるのは惜しいな 『ダッシュボーイ天』に出てくるキャラは割と魅力的なんだが、主人公以外の登場人物をもう少しうまく生かしてほしかった 例えば、天の初期の友人として登場した風野ハヤテや、田舎から都会にやってきた四熊輪作が埋没してしまったのは惜しい 物語は基本的に天・ガンマ・伊欧多の三人を中心に回っていたが、それ以外にも脇役のキャラをもう少しうまく生かしてほしかった 『ダッシュボーイ天』では、自由皇帝と大地皇帝の使い回しが多い 天が最初に使用していたマシンがが自由皇帝だが、その後は脇役たちがよく愛用するマシンになっている あと、大地皇帝は土屋博士、河内兄弟(単行本未登場)、轍はるかが使用していたマシンだ 俺的に『ダッシュボーイ天』で好きな話はこの3つだな 海だ、キャンプだ!(1995年の『小学二年生』に掲載、単行本第1巻に収録) 海に行った天・ガンマ・ハヤテは、農家の青年にイモ泥棒と間違えられてしまった 誤解を解くため、天は農家の青年とミニ四駆で勝負(天はブーメラン10を使用、農家の青年はコマンドザウルスを使用) レースの途中でイモ泥棒の正体が大きいタコであることが分かり、天たちと農家の青年は和解した クリスマスの話(1995年の『小学二年生』に掲載、単行本には未収録) 隣町の模型店では、すごい商品をつけることを条件にレースを開催していた ところが、この店を経営する青年がノコギリローラーの付いたマシンで客たちのマシンを破壊していた このことを知った天・ガンマは、隣町の模型店の青年と勝負(隣町の模型店の青年はビッグバンゴーストを使用) ブーメラン10とブーメランガンマはそれぞれ片方のタイヤをノコギリローラーで切り裂かれるも、合体走法でビッグバンゴーストに勝利 実は、隣町の模型店の青年は、怪我をした父のためにミニ四駆を売ってクリスマスプレゼントを買おうと考えていたのだった (子供たちのマシンがノコギリローラー付きマシンで壊されれば、ミニ四駆が売れるから) 青年の真意を知った天の町の模型屋の親父は、この店でクリスマスセールを開くことを決意した 天がガンマの別荘に行く話(1996年の『小学三年生』に掲載、単行本には未収録) 夏休みにガンマの別荘へ訪れた天とガンマ ガンマの別荘の管理人は、敷地内でミニ四駆を走らせている子供たちを怒って追い出していた 実は、管理人の息子は庭でミニ四駆で遊んでいた際、古井戸に落ちて亡くなっていた 子供たちが古井戸に落ちないようにという思いやりから、管理人はかたくなな態度を取っていたのだった 天の計らいで管理人は古井戸を埋め、子供たちが庭でミニ四駆を走らせることを許した 『ダッシュボーイ天』を描いていたころの徳田サウルスは、 同時期にコロコロコミックでこしたてつひろが連載していた『爆走兄弟レッツ&ゴー』に影響を受けていたかもしれない 『爆走兄弟レッツ&ゴー』では、マシンの不正改造で速さを求める黒沢太や、 バトルマシンを使って相手のマシンを破壊する大神博士ら一派が悪役として登場している 1995年の『小学三年生』版の『ダッシュボーイ天』に出てくるダークサイドレーサー黒川は、 『爆走兄弟レッツ&ゴー』の黒沢と同じくマシンの不正改造で速さを求めるミニ四レーサーだ (ダークサイドレーサー黒川も、『爆走兄弟レッツ&ゴー』の黒沢太も、苗字に「黒」の漢字が入っている) 1995年の『小学二年生』版の『ダッシュボーイ天』に出てくる隣町の模型店の青年は、 ノコギリローラーの付いたビッグバンゴーストで客たちのマシンを破壊しているが、 『爆走兄弟レッツ&ゴー』の黒沢の愛車ブラックセイバーもノコギリローラーが付いている 『ダッシュボーイ天』に出てくる武羅怒の愛車ブラックストーカーは、超音波を出して相手のマシンを破壊する機能を持っている 一方、『爆走兄弟レッツ&ゴー』で大神博士が作ったバトルマシンは、特殊な機能を使って相手のマシンを破壊するために作られている だから、見方によってはブラックストーカーも『爆走兄弟レッツ&ゴー』で言うところのバトルマシンに当てはまる (天と武羅怒がレースをした場所も、星馬兄弟とJがレースをした大神研究所も、共通点はマグマに満ちた噴火口近くということ) 第2次ミニ四駆ブームのころはコロコロコミックで連載されている『爆走兄弟レッツ&ゴー』の圧倒的人気の影響で、 小学館の学習雑誌で連載されている『ダッシュボーイ天』やスーパーミニ四駆は影が薄い存在になりがちだった でも、ミニ四駆ファンでもガチ勢の人たちはスーパーミニ四駆をレースで使用していた 1996年のジャパンカップでも、「TVチャンピオン」でのミニ四駆のレースでもアストロブーメランが優勝している (アストロブーメランは『ダッシュボーイ天』の主人公・天下太平が使用していたマシンだ) 俺は小学生のころ、『ダッシュボーイ天』のテレビアニメ化を本気で望んでいた(結局、アニメ化は実現しなかったが) 徳田じざべさんがミニ四駆のコンデレの審査員をやっていた 今は亡き徳田ザウルス先生の志は妻のじざべさんに受け継がれたようだ 2回目の すごい こんでれ! http://k-hobby.com/mini4/%E3%83%9F%E3%83%8B%E5%9B%9B%E9%A7%86/20150208/ >多くのミニ四駆レーサーが登録している、ミニ四レーサー同士の交流の場として有名な『ミニ四駆ちゃんねる』! >ここで、今回大々的なコンデレが開催されているとの事なのですよ! >その名も『すごい!こんでれ!2レース目!』 (中略) >★特別審査員 >■ダッシュ四駆郎部門 >徳田ザウルス先生の奥様 徳田じざべ様 『風のレーサー侠』は不遇な作品だった 第1次ミニ四駆ブームが終わった後に描かれた作品であり、ヒットせずに短期打ち切りとなった それに、ポスター漫画として連載された『風のレーサー侠外伝』も未完のままで終わってしまった 『風のレーサー侠』は、伝奇ロマン的な作風であることや、打ち切りが決まった後の急な展開とかでカオスな内容の作品になっている もしも、この作品が短期打ち切りにならなかったら5人のレーサーが揃う展開はもっと丁寧に描かれていただろう 『風のレーサー侠』は短期打ち切りになったとはいえコロコロコミックで徳田ザウルスが連載していた作品でもある 武井宏之は『ハイパーダッシュ!四駆郎』の連載を終えた後、『風のレーサー侠』のリメイク版をコロコロアニキで連載するだろうか? まあ、『風のレーサー侠』がリメイクされる可能性は非常に低いだろうが全くあり得ない話ではなさそうだ かつて週刊少年ジャンプで短期打ち切りになった原哲夫の『CYBERブルー』も後に吉原基貴によってコミックゼノンでリメイクされている だから『CYBERブルー』と同じく『風のレーサー侠』がリメイクされる可能性も、もしかしたらあり得るかもしれない (ただし、何度も言うように『風のレーサー侠』がリメイクされる可能性は極めて低いが……) 『ダッシュボーイ天』は、自由皇帝や大地皇帝と並んでビッグバンゴーストの使い回しも多い 天の初期の友人・風野ハヤテや、隣町の模型店の青年(『小学二年生』1995年12月号に登場)、ダークサイドレーサー黒川、 全日本チームメンバー、ミニ四駆部の高校生がビッグバンゴーストを使用している 『ダッシュボーイ天』の連載初期に天が使用していたブーメラン10は、キャノピーからミニミニレーサーを出すことができる (ミニミニレーサーってのは、要はチョロQのこと。ブーメラン10のプラモの箱には、ミニミニレーサー用のボディも付いていた) ブーメラン10の後継マシンのアストロブーメランやサンダーブーメランW10は、キャノピーからミニミニレーサーを出すことはなかった この2台のキャノピーからミニミニレーサーが出てくるシーンを漫画で見てみたかった (ちなみにブーメランガンマとアストロブーメランにも、プラモの箱にミニミニレーサー用のボディも付いていた) 生前の徳田ザウルス先生は洋楽がお好きな人だったようだ。 『風のレーサー侠』でトム・ゴディが使用していたマシンは「スパイダー・フロム・マース」だが、 この名前はデイヴィッド・ボウイのバンド「スパイダーズ・フロム・マーズ」が元ネタとなっている。 ただ、トム・ゴディの愛用マシンが田宮模型からキット化した際は、名前が「トム・ゴディスペシャル」となっていた。 (「スパイダー・フロム・マース」の名でこのミニ四駆を発売したら、商標に引っかかる恐れがあるからだ) ちなみに、トム・ゴディスペシャルは1995年のジャパンカップの優勝マシンでもある。 下のツイッターの画像に、『ダッシュ!四駆郎』14巻のあとがきの一部が載っている 死の淵から生還した後の徳田ザウルス先生によるあとがきを読んでいると涙腺が緩んでくる JinFuji@Team突烈咲組!‏ @jinfujixx11 https://twitter.com/jinfujixx11/status/844851601185525760 >四駆郎の先生のあとがきを今見るとヤバいです。 >ドリームス・カム・トゥルーです☆〜(ゝ。∂) >#徳田ザウルス #mini4wd https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) 『風のレーサー侠外伝』で、大日向白郎が使用していた初代マシンは小白龍(シャオパイロン) 大日向の小白龍が壊れた後、侠のマシンの自由皇帝を型取りして作ったのが小覇龍(シャオバイロン) 小覇龍は、『ダッシュボーイ天』では間俊介のマシンとして使用されていた (ちなみに、小覇龍は1998年のジャパンカップの優勝マシンでもある) 大日向白郎の初代マシンだった小白龍の名前は、アニメ「超時空要塞マクロス」の挿入歌「小白竜(シャオパイロン)」が元ネタだろう 徳田ザウルス先生は、「超時空要塞マクロス」がお好きだったのだろうか? 徳田先生は岩田先生より先輩だったのか 四駆郎掲載の物は手元にないけど熱球キッズの掲載号はまだ手元にあるよ 武井宏之先生の描き下ろし漫画『拝啓 徳田ザウルス先生』(「コロコロアニキ」2014年第1号掲載)がこのサイトで読める 『ダッシュ!四駆郎』で南進駆郎が使用したマシン「ダッシュ3号・流星」は、中学時代の武井先生が描いたデザインが元になっている じざべ夫人いわく、生前の徳田ザウルス先生は「一言でいえば、四駆郎そのもの」「でも見た目はタンクロー」であったそうだ 武井宏之先生が熱く語る!! ハイパーダッシュマシン誕生秘話@「拝啓 徳田ザウルス先生」完全掲載!! https://corocoro.jp/18053/2/ >>33 シューティングスターの、F1系の見た目なのにスパイクタイヤ あのアンバランス感が好きだった 『ダッシュボーイ天』で、天のライバル・伊欧多走一郎が使用していたマシンがストラトベクターだ スーパーミニ四駆で、スーパーFMシャーシを使用していたのはストラトベクターだけだった(当時のミニ四駆では史上最重量でもあった) 『ダッシュボーイ天』2巻でのエピソードによると、伊欧多はコンピューターを駆使してストラトベクターを完成させたらしい (ただし、『ダッシュボーイ天』2巻では、アストロブーメランとストラトベクターは共同戦線はあるものの、直接対決はない) 1996年の『小学三年生』に掲載された単行本未収録のエピソードでは、アストロはベクターとの対決で苦戦するも辛うじて勝っている (『小学三年生』での連載分では、最初の対決でもジャパンカップでの対決でも、アストロが勝てたのはベクターの故障のおかげだった) この『小学三年生』でのエピソードで伊欧多は、スーパーFMシャーシを使ったストラトベクターが究極のミニ四駆であるかの如く語っていた (しかし、実際のスーパーFMシャーシは重くて、遅くて、バンパーが脆い欠点だらけのシャーシだったようだ……) 『ダッシュボーイ天』で、天の友人で良きライバルだったのが岩魔零(がんま・れい) 岩魔零という名前は、ドイツのメタル系バンド「ガンマ・レイ」と、ガンマ線の英語名「gamma ray」が元ネタになっていたようだ 洋楽がお好きだった徳田ザウルス先生らしいネーミングだ 『ダッシュボーイ天』の最初のエピソードでは、天は投げる方のブーメランを使用していた(単行本1巻に収録) 単行本の第1話(『小学三年生』版)では、天がブーメランを投げて愛車の自由皇帝の走る軌道を変えていた(『小学二年生』版の第1話とは別物) 天が投げる方のブーメランを操るという設定は、『ダッシュ!四駆郎』で四駆郎がガイドスティックを操るという設定に似ている 『ダッシュ!四駆郎』のアニメ版は人気はあったものの、広告代理店の都合で全25話で放送が終了してしまった (これにテレビスペシャルを加えると『ダッシュ!四駆郎』のアニメ版は実質的に全26話になる) 第3次ミニ四駆ブームのただ中にある現在だからこそ、『ダッシュ!四駆郎』は深夜アニメとしてリメイクしてもいいじゃないか? (もしも、アニメ『ダッシュ!四駆郎』のリメイク版が実現するならば原作の最終章である黒い風編までエピソードを制作した方がいいだろう) 2010年代はジョジョやおそ松さんなどの古い作品のアニメ化が相次いでいるが、四駆郎もアニメ版がリメイクされたら意外と成功するかもしれない (『ダッシュ!四駆郎』は男の登場人物が多いから、仮にアニメ版がリメイクされたら腐女子たちが食いつくのは確実だろう) 徳田ザウルス先生の読みきり漫画『走れ!前ちゃん』『前ちゃんのミニ四駆大作戦』の主人公は「タミヤの前ちゃん」。 「タミヤの前ちゃん」とは、田宮模型(現・株式会社タミヤ)の正社員として第1次ミニ四駆ブームに携わった前田靖幸氏のこと。 現在の前田氏は、株式会社UEIのCHO(チーフ・ホビー・オフィサー)となっている。 彼が関わる株式会社UEIは、「人工知能および応用ソフトウェアの企画・研究・開発・コンサルテーション」をする会社らしい。 どうやら「タミヤの前ちゃん」は、仕事ができる有能な人物だったようだ。 UEIについて:株式会社UEI https://www.uei.co.jp/company/ >CHO(チーフ・ホビー・オフィサー) >前田 靖幸 >田宮模型(現・株式会社タミヤ)にてミニ四駆やラジコンの企画および普及を担当。 >自らも「タミヤの前ちゃん」としてテレビ番組などに登場し人気を博す。 >その後スクウェア(現・株式会社スクウェア・エニックス)、楽天、 >AQインタラクティブ(現・株式会社マーベラスAQL)などにて商品企画から、マーケティング、 >宣伝・販促戦略まで含めたプロデュース業全般を行った手腕を活かし、UEIにてプログラミング文化のホビー化を推進。 下のツイッターの画像に、徳田ザウルス先生のデビュー作『走れ!前ちゃん』の漫画のコマの一部が載っている。 作中に登場する前ちゃんの台詞がなかなかいい。 「きみ…、改造は本にでてるやつでないといけないの?」 「自分で工夫すれば、だれもやったことのないものを作れる。それが、改造の楽しみじゃないのかな…。」 「夢! それだよ。本のマネをするのもいいけれど、もっと自分だけの夢のミニ四駆を作ろう!!」 『1ちゃんす!』Official‏ @1chan_mini4wd https://twitter.com/1chan_mini4wd/status/885478721792032769 >『ダッシュ!四駆郎』14巻の巻末には先生のデビュー作である『走れ!前ちゃん』が収録されており、 >2017年の我々に対しても通じるメッセージが込められております。 >「夢! それだよ。本のマネをするのもいいけれど、もっと自分だけの夢の #ミニ四駆 を作ろう!」 >#mini4wd https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) ジャパンカップの過去の歴代大会(1988年〜99年)では、徳田ザウルス作品に登場したマシンが何度も優勝を飾っている。 ・1992年大会で優勝……エアロソリチュード(FMシャーシ、『ダッシュ!四駆郎』で砂布欽二郎が使用したマシン) ・1993年大会で優勝……自由皇帝(スーパー1シャーシ、『風のレーサー侠』で侠仁義が使用したマシン) ・1994年大会で優勝……自由皇帝(スーパー1シャーシ、『風のレーサー侠』で侠仁義が使用したマシン) ・1995年大会で優勝……トム・ゴディスペシャル (スーパー1シャーシ、『風のレーサー侠』でトム・ゴディが使用したマシン、作中での名はスパイダー・フロム・マース) ・1996年大会で優勝……アストロブーメラン(スーパー1シャーシ、『ダッシュボーイ天』で天下太平が使用したマシン) ・1998年大会で優勝……小覇龍 (大会ではスーパーTZシャーシを使用、元のキットはスーパー1シャーシ、『風のレーサー侠外伝』で大日向白郎が使用したマシン) ジャパンカップは2012年に復活して今も続いているが、徳田ザウルス作品に登場したマシンの優勝はまだない。 そろそろ、徳田ザウルス作品(武井宏之の『ハイパーダッシュ!四駆郎』も含む)に登場したマシンが復活したジャパンカップで優勝を飾ってほしいものだ。 徳田ザウルス先生は1997年に体調を崩し、漫画家としては事実上の引退状態となった (小学館の学習雑誌で連載していた『ダッシュボーイ天』は休載となり、未完の絶筆となった) 以降の徳田ザウルス先生はデザイナー業に専念し、マイティミニ四駆のデザインを1999年まで担当している (マイティミニ四駆は第2次ミニ四駆ブーム末期のシリーズだったため、他のミニ四駆に比べると影が薄い。このシリーズのマシンは希少品で値打ちもの) マイティミニ四駆シリーズのバリアトロンとシンクロマスターZ9は、徳田ザウルス先生がデザインしたマシンらしい バリアトロンとシンクロマスターZ9は、三鷹公一の漫画『未来レーサーブイツイン』(1999〜2000年に『小学二年生』で連載、小学館)に 登場したマシンだ 同じくマイティミニ四駆シリーズのダイナホークGXとクロスタイガーVRは、 徳田ザウルス作品に出てきたマシンを元に、別の人がデザインして進化させたマシンらしい ダイナホークGXとクロスタイガーVRは、姫川明の漫画『新世紀レーサーミニ四キッズ1』(1998〜99年に『小学二年生』で連載、小学館)や 『新世紀レーサーミニ四キッズ2』(1998年に『小学二年生』で、1998〜99年に『小学三年生』で連載、小学館)、 三徳信彦の漫画『ミニ四駆新世紀 BREAK IN』(1998〜99年に『小学五年生』で連載、小学館)に登場したマシンだ ダイナホークGXはレイホークガンマの進化形(レイホークガンマは、徳田ザウルス先生の漫画『ダッシュボーイ天』で岩魔零が使用) クロスタイガーVRはタイガーザップの進化形 (タイガーザップは、『ダッシュボーイ天』で大河赤が使用する予定だった。しかし、物語が未完に終わり、このマシンの活躍は作中で描かれなかった) 『ダッシュ!四駆郎』で、ダッシュ軍団が使用したマシン ・日ノ丸四駆郎 ブーメランJr、ジェットブーメラン、ダッシュ1号 皇帝(エンペラー)、ダッシュ01号 超皇帝(スーパーエンペラー)、 ダッシュ0号 地平(ホライゾン)、ダッシュ001号 大帝(グレートエンペラー) ・戸田弾九郎(タンクロー) モンスタービートルjr、ホットショットjr、パワービートル、ダッシュ2号 太陽(バーニングサン)、 ダッシュ02号 新太陽(ネオバーニングサン)、ダッシュW-1 ワイルドザウルス ・南進駆郎 ファルコンJr.カスタム、ダッシュ3号 流星(シューティングスター) ・地味頁二(パンクロー) スーパードラゴンJr、ファルコンJr、ダッシュ4号 弾丸(キャノンボール) ・皇輪子 ホーネットJr、ダッシュ5号 D.D.(ダンシング・ドール) ・源太 手作り皇帝、ダッシュW-1 ワイルドザウルス、ダッシュ02号 新太陽(ネオバーニングサン) 『ダッシュ!四駆郎』末期の黒い風(ブラックミストラル)編で、新生・ダッシュ軍団が使用したマシン ・日ノ丸四駆郎 ダッシュ001号 大帝(グレートエンペラー)、 自由の皇帝(リバティ・エンペラー)……スーパーミニ四駆の自由皇帝(リバティーエンペラー)とは別物 ・鬼堂院陣 原始皇帝ZX(プロトエンペラー ズィークロス)……原始大帝ZX(プロトエンペラー ズィークロス)としてキット化 ・木尾桃太郎 クリムゾングローリー ・源太 ダッシュ02号 新太陽(ネオバーニングサン) ポスター漫画『真ダッシュ!四駆郎』で、ダッシュ軍団が使用したマシン ・日ノ丸四駆郎 ダッシュ001号 大帝(グレートエンペラー) ・戸田弾九郎(タンクロー) ダッシュ02号 新太陽(ネオバーニングサン) ・南進駆郎 ダッシュ03号 S.S.S.(スーパーシューティングスター) ・地味頁二(パンクロー) ダッシュ04号 C.B.(キャノンボール)ウェイル……キット化されていない(作中でのこのマシンはFMシャーシのようだ) ・皇輪子 ダッシュ05号 D.D.D.(ディム・ザ・ダンシング・ドール)……キット化されていない ポスター漫画『真ダッシュ!四駆郎』で、新生ダッシュ軍団が使用したマシン(合体マシン「ダッシュ・コンバイン」を構成) ・日ノ丸四駆郎 ダッシュCB1 大地皇帝(ジオエンペラー) ・戸田弾九郎(タンクロー) ダッシュCB2 超太陽(ブレイジングサン)……キット化されていない(作中でのこのマシンはFMシャーシのようだ) ・鬼堂院陣 原始皇帝(プロトエンペラー)コアタンク……キット化されていない(作中でのこのマシンはワイルドミニ四駆のようだ) ・源太 ダッシュCBW コマンドザウルス 武井宏之『ハイパーダッシュ!四駆郎』で、新生ダッシュ軍団が使用したマシン ・日ノ丸四駆郎 ハイパーダッシュ1号 天昇皇帝または昇帝(ライズエンペラー) ・戸田弾九郎(タンクロー) ハイパーダッシュ2号 神太陽(バーニングゴッドサン)……「ゴッドバーニングサン」の名前でキット化 ・南進駆郎 ハイパーダッシュ3号 誇りの流星(シューティングプラウドスター) ・地味頁二(パンクロー) ハイパーダッシュ4号 死球(キャノンD(デッド)ボール) ・皇輪子 ハイパーダッシュ5号 D.D.D.(ダンシングディバインドール) 『ダッシュ!四駆郎』で、チーム桃太郎侍のリーダー・木尾桃太郎が使用していたマシンがクリムゾングローリー 『ダッシュボーイ天』では、ストラトベクターを持つ前の伊欧多走一郎が初代マシンとして使用していた このクリムゾングローリーというミニ四駆の名前は、アメリカで活躍したメタルバンド「クリムゾン・グローリー」が元ネタだ (メタルバンド「クリムゾン・グローリー」のボーカルだったミッドナイトは2009年7月に亡くなっているらしい) 生前の徳田ザウルス先生は洋楽がお好きな人だったようだ 『風のレーサー侠』はそろそろコンビニコミックスで出版すべきだと思う その場合は、ポスター漫画の『真ダッシュ!四駆郎』『風のレーサー侠外伝』や、 小学館の学習雑誌で連載された『ゴー!ゴー!アストロくん』『バーチャレーサーGO!』も同時収録してほしい 『ダッシュボーイ天』もコンビニコミックスで出版してもいいんじゃないかと思う その場合は、単行本化されたエピソード以外の未収録分も含め、 小学館の学習雑誌(『小学二年生』『小学三年生』『小学五年生』)で連載された全エピソードを収録して刊行してほしい 『コロコロコミック』や小学館の学習雑誌で主力として活動し、 ミニ四駆ブームを支えた徳田ザウルス先生の作品がこのまま埋もれていくのは惜しい 『風のレーサー侠』で、登場人物が使用したマシン ・侠仁義(おとこぎ・じんぎ)……風のレーサー。自由皇帝(リバティーエンペラー)を使用。 ・トム・ゴディ……火のレーサー。スパイダー・フロム・マースを使用(トム・ゴディスペシャルとしてキット化)。 ・前ちゃん……イグレスjrを使用。 ・速見怜(はやみ・りょう)……水のレーサー。ポセイドンXを使用。 ・風法師(かぜほうし)……木のレーサー。使用したマシンの名前は不明。 ・土のレーサー……本名は不明。パングエアを使用。 ・金のレーサー……本名は不明。メタルフォースを使用。 ・暗黒皇帝(あんこくこうてい)……暗黒皇帝(ダークサイドエンペラー)を使用。 『華のレーサーザウルス』で、登場人物が使用したマシン ・ザウルス……皇帝(エンペラー)を使用。 ・前ちゃん……ポセイZEN-Xを使用。 ・その他の登場人物……トム・ゴディはスパイダー・フロム・マースを使用。速見怜はポセイドンXを使用。 『風のレーサー侠外伝』で、登場人物が使用したマシン ・侠仁義……自由皇帝(リバティーエンペラー)を使用。 ・トム・ゴディ……スパイダー・フロム・マースを使用(作中ではトム・ゴディスペシャルの名前になっている)。 ・速見怜……ポセイドンXを使用。 ・大日向白郎(おおひなた・はくろう)……小白龍(シャオパイロン、FMシャーシを使用)と、小覇龍(シャオバイロン)を使用。 ・幽鬼男爵(バロンゴースト)……ビッグ・バン・ゴーストを使用。 ・謎の男……鎧甲を身につけ、仮面をかぶっている。使用したマシンの名前は不明。 『ダッシュボーイ天』の主人公・天下太平(天)の歴代使用マシン 自由皇帝(リバティーエンペラー) ・『小学二年生』版(単行本未収録)……岩魔邸のプールで、ガンマの緑版ブーメランと制限時間内に対決。レースに敗北し、プールの底に沈む。 ・『小学三年生』版(単行本1巻に収録)……橋のワイヤーの上で、ガンマの緑版ブーメランと対決。無理を重ねたせいで、マシンが火を吹いて大破。 ブーメラン10 ・ガンマから貰った緑版ブーメランを、白色に塗り直したもの。キャノピーからミニミニレーサーを出すことができる。 (単行本未収録の『小学二年生』版のエピソードでも、単行本1巻に収録された『小学三年生』版のエピソードでもこの設定は共通) ・『小学二年生』版(単行本未収録)……最初はレースでコースアウトばかりする。ガンマの祖父や、ガンマの助言を受けて改良し、何とかものにする。 アストロブーメラン ・『小学二年生』版(単行本未収録)……土屋博士が持つブーメラン土屋スペシャルに勝つためのマシンとして開発される。 ・『小学三年生』版(単行本未収録)……ガンマが持つブーメランガンマに勝つためのマシンとして開発される。 ・『小学五年生』版(単行本1巻に収録)……ダークサイドレーサー黒川とジャドーに勝つためのマシンとして開発される。 ・武羅怒の屋敷で、武羅怒が持つブラックストーカーと対決。ブラックストーカーによる超音波攻撃を受けて、マシンが大破する。 (単行本未収録の『小学三年生』版のエピソードでも、単行本2巻に収録された『小学五年生』版のエピソードでもこの設定は共通) サンダーブーメランW10(ダブルテン) ・アストロブーメランを失った天が、土屋博士から貰ったスーパーTZシャーシをベースに開発する。 (単行本未収録の『小学三年生』版のエピソードでも、単行本2巻に収録された『小学五年生』版のエピソードでもこの設定は共通) ・『小学三年生』版(単行本未収録)……鳥の羽からヒントを得て開発される。初戦は整備不良でブラックストーカーに苦戦。 ・『小学五年生』版(単行本2巻に収録)……潜水艦のウイングからヒントを得て開発される。雷のエネルギーを走りのエネルギーに変換できる。 『ダッシュボーイ天』の主人公・天下太平こと天は、盟友のガンマと土屋博士からは「天くん」と呼ばれている 初期の友人の風野ハヤテは「天」と呼び、盟友兼ライバルの伊欧多からは「三日月ハゲ」と呼ばれている 天は、対決相手からは「天下太平」と呼び捨てにされることが多い どういうわけか、天は相手から「太平」「太平くん」「太平ちゃん」「太ちゃん」と呼ばれたことがないようだ 『風のレーサー侠外伝』に登場する大日向白郎の名前は、戦前に満州で馬賊の頭目となった小日向白朗が元ネタのようだ その小日向白朗という男は、民衆からは「小白竜(シャオパオロン)」と呼ばれていたらしい 大日向白郎の初代マシンの小白龍(シャオパイロン)の名前は、小日向白朗の別名「小白竜(シャオパオロン)」が元ネタだったようだ (どうやら、>>31 での分析にあるアニメ「超時空要塞マクロス」の挿入歌「小白竜(シャオパイロン)」が元ネタではなさそうだ) 軍事オタクだった徳田ザウルス先生らしいネーミングだ メカニックマンこと山本義秀さんが昨年(2018年)4月に亡くなっていたようだ メカニックマンの存在は、青木たかお先生の漫画『ミニ四ファイターV』(コロコロコミック・別冊コロコロコミック、1995年〜99年に連載)や、 スーパーファミコン「ミニ四駆シャイニングスコーピオン レッツ&ゴー!!」(1996年にアスキーから発売)でおなじみの人も多いだろう (『爆走兄弟レッツ&ゴー!!』で星馬兄弟がミニ四ファイターとレースをする話では、物語の終盤に声だけの出演を果たしている) 徳田ザウルス先生と土屋博嗣さんに続き、ミニ四駆界は惜しい人物を亡くした 【訃報】ミニ四駆界の第一人者、「メカニックマン」こと山本義秀氏がご逝去 https://mini4wd.asia/2018/05/18/%E3%80%90%E8%A8%83%E5%A0%B1%E3%80%91%E3%83%9F%E3%83%8B%E5%9B%9B%E9%A7%86%E7%95%8C%E3%81%AE%E7%AC%AC%E4%B8%80%E4%BA%BA%E8%80%85%E3%80%81%E3%80%8C%E3%83%A1%E3%82%AB%E3%83%8B%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9E/ >去る4月27日にミニ四駆・RC界では「メカニックマン」(以後、記事内ではこちらの名称で統一します)の >名前で知られていた艦船模型設計の山本義秀氏が亡くなられていたと本日、知りました・・・ >裏付けとなる小倉信也氏のTwitterアカウントより該当ツイートを引用させていただきます。 >https://twitter.com/ogu_tan/status/995207544976031744 >この発言が投稿されたのが5月12日、その4日後には「メカニックマン」のご遺族が小倉信也氏を初めとした >関係者に事情を伺っていました(上記のつぶやきの後にいくつかのやり取りがあった模様)。 https://twitter.com/5chan_nel (5ch newer account) >>54 マジか… 2次世代としてはファイターと並んでヒーローだったな お疲れ様でした 徳田ザウルス先生の作品でマイナーな存在なのが『ミニ四駆おわらいグランプリ ゴー!ゴー!アストロくん』 これはミニ四駆を登場人物にしたギャグ漫画であり、小学館の学習雑誌で連載されていた (『小学一年生』1996年2月号〜3月号に連載、『小学二年生』1996年4月号〜97年1月号に連載) 主な登場人物 ・アストロ君(アストロブーメラン)……主人公。ボケ役でアホな性格。スーパー1シャーシ。 ・ガンマ先輩(ブーメランガンマ)……アストロ君の先輩。何かと苦労したり損な役目をさせられる。 ・ベクター(ストラトベクター)……アストロ君のライバル。高飛車な性格。スーパーFMシャーシ。 ・10おじいちゃん(ブーメラン10)……アストロ君の先輩で年寄り。ボケ役でギャグキャラ。 ・ブラックストーカー……アストロ君のライバル。芝居がかった性格。スーパーTZシャーシ。 自由皇帝(リバティーエンペラー)は『風のレーサー侠』の主人公・侠仁義の愛車であり、スーパーミニ四駆の最初のマシンだ。 自由皇帝は初めてスーパー1シャーシが使われたミニ四駆であり、1993年と94年のジャパンカップの優勝マシンでもある。 また、『ダッシュボーイ天』ではブーメラン10を持つ前の主人公・天下太平の初代愛車だった。 『ダッシュボーイ天』の作中では、自由皇帝は脇役が使用するマシンとしてたびたび登場している。 (1997年に『小学二年生』で短期間だけ連載された『バーチャレーサーGO!』でも、自由皇帝が登場している) 『小学一年生』1995年3月号には、『ダッシュボーイ天』のオールカラー読み切りと、ミニ四駆・自由皇帝の作り方を紹介した カラーページが載っていた。この読みきりでは、天の愛車として自由皇帝が活躍していた。(もっとも、『小学二年生』『小学三年生』での 『ダッシュボーイ天』の連載では、どちらも第1話でガンマが持つ緑版ブーメランにレースで負けてしまうのだが……) ちなみに、『ダッシュ!四駆郎』の最終回で主人公・日ノ丸四駆郎が使用した「自由の皇帝(リバティ・エンペラー)」というマシンは、 このスーパーミニ四駆から発売された自由皇帝(リバティーエンペラー)とは全く別物のミニ四駆である。 (『ダッシュ!四駆郎』版の「自由の皇帝」は、デザイン的には大帝(グレートエンペラー)から進化したミニ四駆だ) リバティーエンペラーという名前のミニ四駆は、徳田ザウルス作品に何度も登場した象徴的なミニ四駆と言っても過言ではない。 その自由皇帝(リバティーエンペラー)が、今月23日にタミヤからプレミアムとして再版される。実に感慨深い。 ミニ四駆特別企画 自由皇帝 (リバティーエンペラー) プレミアム (スーパーIIシャーシ) https://www.tamiya.com/japan/products/95427/index.html >2019年2月23日(土)発売 『ダッシュボーイ天』の副主人公・岩魔零(ガンマ)の歴代使用マシン 緑版ブーメラン ・第1話で、主人公・天が持つ自由皇帝をレースで破る。緑版ブーメランは、ガンマが天にプレゼントしている。 (単行本未収録の『小学二年生』版のエピソードでも、単行本1巻に収録された『小学三年生』版のエピソードでもこの設定は共通) ブラックブーメラン ・天の愛車・ブーメラン10のライバル的存在。緑版ブーメランやブラックブーメランは、ブーメラン10(緑版ブーメランの白塗り)の本家的存在。 ・『小学三年生』版(単行本1巻に収録)……ジャパンカップでブーメラン10と激闘。当初はリードしていたものの、最後はブーメラン10に敗れる。 ブーメランガンマ ・ブラックブーメランを改良して誕生。当初はブーメラン10といい勝負をしたものの、その後はやられ役が目立ち、噛ませ犬的な存在に。 ・『小学二年生』版(単行本1巻に収録)……深夜のビル街のコースで、天と対決。単行本1巻では、ブーメラン10との最初の対決。 ・『小学三年生』版(単行本1巻に収録)……ガンマの姉・翔子がマシンを持ち出し、天と対決。単行本1巻では、ブーメラン10との2度目の対決。 ・『小学二年生』版(単行本1巻に収録)……湖の上の水上コースで、天と対決。単行本1巻では、ブーメラン10との3度目の対決。 ・『小学二年生』版(単行本未収録)……ブーメラン土屋スペシャルとの対決で敗北。 ・『小学三年生』版(単行本未収録)……改良されて「ブーメランガンマ・改」となり、ジャパンカップでアストロブーメランと対決をするが敗北。 ・マシンが大破……黒川との対決では地雷に巻き込まれる(単行本1巻)。ブラックストーカーとの対決では超音波攻撃を受ける(単行本2巻)。 シャドーブーメランとの対決ではかまいたち攻撃を受ける(『小学五年生』版、単行本未収録)。 レイホークガンマ ・『小学三年生』版(単行本2巻に収録)……天の愛車・サンダーブーメランW10に勝つために開発される。レースでサンダーブーメランW10に勝利。 ・『小学五年生』版(単行本未収録)……ブーメランガンマを失ったガンマが、山ごもりをしている際に鷹の飛び方からヒントを得て開発。 トリプル・ホーク・アタック(3体への分身)を行い、大河赤のシャドーブーメランを破壊する。 『ダッシュ!四駆郎』に登場するミニ四駆には、なぜかローラーが付いていないことはもはや有名だ 主人公の四駆郎は、ミニ四駆にローラーを付けるのは「かっこ悪いじゃん」とまで言い切っている それどころか、『風のレーサー侠』でも『ダッシュボーイ天』でも作中に登場するミニ四駆にはローラーが付いていない 『ダッシュボーイ天』では、エピソードによっては天が持つマシンにローラーが付くことがたまにあった 例えば、単行本1巻に収録されているブーメランガンマとの最初の対決で、天はブーメラン10にローラーを付けていた それと、単行本未収録の河内三馬が持つ大地皇帝との対決では、ブーメラン10は走行中にローラーが取れてピンチになっている 『ダッシュ!四駆郎』に限らず徳田ザウルス作品では、登場するミニ四駆にローラーが付いていないという共通点があるようだ 1997年の『小学五年生』で連載された『ダッシュボーイ天』のいくつかのエピソードによると、 岩魔零(がんま・れい、通称はガンマ)の父親は岩魔財団の総帥で、航空機会社を経営していたらしい。 (ちなみに、ガンマは岩魔財閥の御曹司であり大金持ちの坊ちゃんである) 戦闘機をモチーフにしたミニ四駆・ブーメランシリーズを開発したのは、そのためだそうだ。 (戦闘機をモチーフにしたミニ四駆をデザインするとは、軍事オタクだった徳田ザウルス先生の本領発揮でもある) そのガンマの両親と兄は、10年前にモンゴル上空での飛行機事故で死んでいるらしい。 ただ、兄の岩魔恵(がんま・けい)は実は生きていて、大河赤(たいが・せき)という人物になっていたそうだ。 大河赤はストリートレーサーズの四天王の1人であり、愛車のシャドーブーメランを使用して天とガンマに立ち向かった。 (もしも、『小学五年生』での連載が続いていれば、大河は後でタイガーザップを使用して天のマシンとレースで戦っただろう) 『小学五年生』で描かれたこれらのエピソードは、単行本には未収録となっている。 ただ、『ダッシュボーイ天』に出てくる岩魔一族やブーメランシリーズの設定を知る上で貴重なエピソードだ。 1997年の『小学三年生』版の『ダッシュボーイ天』でも、もしも連載が続いていれば、大河赤と天との対決が描かれたであろうし、 『小学五年生』版と同じく、この連載でも岩魔一族の過去やブーメランシリーズの設定についてエピソードで触れられていたかもしれない。 (実際は、『小学三年生』版の連載の最後の話は、過去編のダイジェストと大河赤との対決の予告だけで終わった) 当時の徳田ザウルス先生が健康状態に恵まれず、『ダッシュボーイ天』が未完に終わったことがつくづく悔やまれる。 『ダッシュボーイ天』の脇役・四熊輪作について 1996年の『小学五年生』版(単行本1巻に収録) 天が住む街へ引っ越してきた少年・四熊。彼は柔道の達人で、天に低重心のことを教えた(天がアストロブーメランを開発するヒントに)。 『小学二年生』1996年3月号と『小学三年生』1996年4月号(どちらも単行本未収録) 激怒した様子の四熊が、天に勝負を挑んできた。四熊いわく、故郷のミニ四レーサーたちが天との勝負に負けてマシンを壊された仇を取るためだ。 しかし四熊の話は、天には全く身に覚えがない。天と四熊との勝負の途中で、天になり済ました偽者が登場。 田舎でレースを行うたびに子供たちが持つマシンを破壊していたのは、偽天下太平だった。そこで、天・四熊・偽天下太平がレースで対決。 天の愛車はアストロブーメラン、四熊の愛車は新太陽(ネオバーニングサン)、偽天下太平の愛車はブーメラン10。 アストロブーメランは当初は苦戦したものの、ゴール近くのジャンプ台で新太陽とブーメラン10を追い越して勝利。 一方、偽天下太平のブーメラン10は、新太陽と接触して大破した(結果的に四熊は、偽天下太平に対して仇を取ることができた)。 偽天下太平は改心して謝罪。四熊は、次は1対1での勝負を天に申し込んだ。 『小学三年生』1996年5月号・6月号(どちらも単行本未収録) とあるFMマシンを持つミニ四レーサーにレースで負けたことを天に明かす四熊。そんなに速い奴なら会ってみたいと天が話した時、 四熊を負かしたミニ四レーサー・伊欧多走一郎が現れる(単行本2巻に収録された『小学五年生』版のエピソードでは、 伊欧多は天が通う小学校に転校性として登場する)。天と伊欧多は、伊欧多自動車(伊欧多の父が経営)のサーキットでレースを行う。 伊欧多の愛車・ストラトベクターを相手に、苦戦する天のアストロブーメラン。両車はデッドヒートの末にコースアウトする。 急いで、ベクターをレースに復帰させる伊欧多。アストロが無事かどうかを確かめてから、レースに復帰させる天。ベクターのリードが続く。 しかし、伊欧多のベクターはボディに泥が付着したせいで、モーターが放熱できなくなり故障。おかげで、レースは天のアストロが勝利。 次はジャパンカップで勝負だと言い合う天と伊欧多。この2人を見守るガンマと四熊。 『ダッシュボーイ天』で、天の初期の愛車だったブーメラン10と、ガンマの愛車だったブーメランガンマは、 第二次ミニ四駆ブーム当時のままで生産ラインが終了していて、一度も再販していないんだよな ブーメラン10は2001年にGPAシリーズから「ブーメラン10GPA」として発売されたものの、それさえ再販していない (ブーメラン10GPAは、発売された当時は最新のシャーシだったVSシャーシが使われている) 後部に水平ウイングが付いたブーメラン10GPAのボディは、『ダッシュボーイ天』の『小学二年生』版(1996年1月号・2月)に 登場した「ブーメラン土屋スペシャル」のデザインに似ている(「ブーメラン土屋スペシャル」が登場する話は、単行本には未収録だ) (ちなみにGPAシリーズでは、自由皇帝GPAはNEWSの増田貴久の愛用マシンとして一部の界隈では有名だ) 第二次ミニ四駆ブームが終わって以降は一度も再版されていないおかげで、 ブーメラン10もブーメランガンマも、リアルミニ四駆やマイティミニ四駆以上に希少品になってしまっている (レーサーミニ四駆では希少品扱いだった大地皇帝でさえ、2016年にプレミアム版が発売されているのに) そろそろ、ブーメラン10もブーメランガンマもスーパー2シャーシでプレミアム版を発売してもいいだろう ブーメラン10とブーメランガンマは徳田ザウルス作品に出てきたマシンだから、ミニ四駆ファンの間では再販を望んでいる人が多いと思う >>62 訂正しておく 誤:(ブーメラン10GPAは、発売された当時は最新のシャーシだったVSシャーシが使われている) 正:(ブーメラン10GPAは、発売された当時は最新のシャーシだったスーパーTZ-Xシャーシが使われている) タミヤからキット化されて発売されたザウルスマシンの一覧、『ダッシュ!四駆郎』『真ダッシュ!四駆郎』編その1 日ノ丸四駆郎 ・ダッシュ1号 皇帝(エンペラー)……タイプ1シャーシ(レーサーミニ四駆)、タイプ3シャーシ(レーサーミニ四駆)、 スーパー2シャーシ(プレミアム版)、MSシャーシ(ミニ四駆PROシリーズ) ※皇帝ブラックスペシャル(MSシャーシ) ・ダッシュ01号 超皇帝(スーパーエンペラー)……タイプ3シャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版)、 MSシャーシ(ミニ四駆PROシリーズ) ・ダッシュ001号 大帝(グレートエンペラー)……ゼロシャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) ・ダッシュCB1 大地皇帝(ジオエンペラー) ……タイプ5シャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) 戸田弾九郎(タンクロー) ・ダッシュ2号 太陽(バーニングサン)……タイプ1シャーシ(レーサーミニ四駆)、タイプ3シャーシ(レーサーミニ四駆)、 MSシャーシ(ミニ四駆PROシリーズ) ・ダッシュ02号 新太陽(ネオバーニングサン)……FMシャーシ(レーサーミニ四駆) 南進駆郎 ・ダッシュ3号 流星(シューティングスター)……タイプ3シャーシ(レーサーミニ四駆)、MSシャーシ(ミニ四駆PROシリーズ) ・ダッシュ03号 S.S.S.(スーパーシューティングスター) ……タイプ5シャーシ(レーサーミニ四駆) 地味頁二(パンクロー) ・ダッシュ4号 弾丸(キャノンボール)……タイプ3シャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) タミヤからキット化されて発売されたザウルスマシンの一覧、『ダッシュ!四駆郎』『真ダッシュ!四駆郎』編その2 皇輪子 ・ダッシュ5号 D.D(ダンシングドール)……タイプ3シャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) 源太 ・ダッシュW-1 ワイルドザウルス……ワイルドミニ四駆 ・ダッシュCBW コマンドザウルス……ワイルドミニ四駆 日ノ丸源駆郎 ・ダッシュ0号 地平(ホライゾン)……ゼロシャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) 鬼堂院陣 ・ダッシュX1号 原始皇帝(プロトエンペラー)……1990年のオータムカップでボディのみが限定販売、VSシャーシ(限定シリーズ)、 スーパー2シャーシ(プレミアム版) ※原始皇帝ブラックスペシャル(スーパー2シャーシ) ・ダッシュX1号 原始大帝ZX(プロトエンペラー ズィークロス)……ゼロシャーシ(レーサーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) 木尾桃太郎 ・クリムゾングローリー……FMシャーシ(レーサーミニ四駆) 砂布欽二郎 ・エアロソリチュード……FMシャーシ(レーサーミニ四駆) タミヤからキット化されて発売されたザウルスマシンの一覧、『風のレーサー侠』『風のレーサー侠外伝』編 侠仁義 ・自由皇帝(リバティーエンペラー)……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) ※自由皇帝ブラックスペシャル(スーパー1シャーシ)、自由皇帝GPA(VSシャーシ)、自由皇帝プレミアムブラックスペシャル(スーパー2シャーシ) トム・ゴディ ・トム・ゴディスペシャル……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆) 速水怜 ・ポセイドンX……1993年のオータムカップでボディのみが限定販売 ※ポセイドンXブラックスペシャル(スーパー1シャーシ) 大日向白郎 ・小覇龍(シャオバイロン)……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆) 幽鬼男爵(バロンゴースト) ・ビッグ・バン・ゴースト……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆)、スーパー2シャーシ(プレミアム版) ※ビッグ・バン・ゴーストGPA(VSシャーシ) タミヤからキット化されて発売されたザウルスマシンの一覧、『ダッシュボーイ天』編 天下太平 ・ブーメラン10……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆) ※ブーメラン10GPA(スーパーTZ-Xシャーシ) ・アストロブーメラン……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆) ※アストロブーメランクリヤーレッドスペシャル(スーパー1シャーシ)、アストロブーメランクリヤーブルースペシャル(スーパーTZシャーシ)、 アストロブーメランプレミアムブラックスペシャル(スーパー2シャーシ) ・サンダーブーメランW10(ダブルテン)……スーパーTZシャーシ(スーパーミニ四駆) 岩魔零 ・ブーメランガンマ……スーパー1シャーシ(スーパーミニ四駆) ・レイホークガンマ……スーパーTZシャーシ(スーパーミニ四駆) 伊欧多走一郎 ・ストラトベクター……スーパーFMシャーシ(スーパーミニ四駆) 武羅怒城 ・ブラックストーカー……スーパーTZシャーシ(スーパーミニ四駆) 大河赤 ・タイガーザップ……スーパーTZシャーシ(スーパーミニ四駆) ※タイガーザップ リミテッドエディション(スーパーTZシャーシ) そろそろ、『ダッシュボーイ天』に登場したマシンがタミヤからプレミアムで発売されてほしい ブーメラン10、ブーメランガンマ、アストロブーメラン、ストラトベクター、ブラックストーカー、 サンダーブーメランW10、レイホークガンマ、タイガーザップの8台だ スーパー1シャーシだったマシンはスーパー2シャーシで、スーパーFMシャーシだったマシンはFM-Aシャーシで、 スーパーTZシャーシだったマシンはARシャーシでプレミアムとして発売した方がいい フルカウルミニ四駆は、ブームの恩恵を受けていたおかげで今でも再販やプレミアム版の発売に恵まれているが、 スーパーミニ四駆は、再販やプレミアム版の発売がまだされていないマシンが数多くある スーパーミニ四駆の全車種はどれも徳田ザウルス先生の作品に登場したものばかりだから、 再販やプレミアム版の発売を望んでいるミニ四駆ファンが少なからずいるはずだ 徳田ザウルス先生がデザインしたマシンがこのまま埋もれるのは惜しい 今日は徳田ザウルス先生の命日だ。2006年3月23日、徳田ザウルス先生は47歳の若さでこの世を去った。 生前、徳田ザウルス先生が数々のミニ四駆漫画を手掛けてきたことが、現在の第三次ミニ四駆ブームにつながっているとも言えるだろう。 ミニ四駆という分野を切り拓いたことや、コロコロコミックの全盛期を支えたことなど、徳田ザウルス先生の功績は非常に大きい。 徳田ザウルス先生、本当にどうもありがとうございました。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
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